めまいには色々な原因が考えられますが、耳石もめまいの原因の一つです。 耳石が関係している症状には、「良性発作性頭位めまい症」というものがあります。 では、良性発作性頭位めまい症がどういう症状なのか、耳石を何とかする方法は無いのかを見ていきましょう。 良性発作性頭位めまい症は、剥がれた耳石が三半規管内に侵入する病気! 内耳には「前庭」と言う部分があり、さらに前庭には耳石があります。 この耳石が何かのきっかけで剥がれ落ちてしまうと、「三半規管」と言う体のバランスを維持する器官に侵入してしまうことがあります。 これが、「良性発作性頭位めまい症」の正体です。 耳石が侵入することで三半規管の働きが狂うと、体のバランスが維持しにくくなって回転性のめまいが起こりやすくなります。 めまいは生活習慣や加齢によって起こることも! めまいが起こると何かの病気の可能性を疑いたくなるかも知れませんが、実は生活習慣や加齢も十分にめまいの原因になり得るのです。 例えば、パソコンやスマホの使用時間が長かったり、普段運動をする習慣が無かったりと言うだけでも、めまいが起こる可能性は高いようです。 めまいの症状が起こった時には、自分の生活習慣をよく振り返って、改善できる部分は改善するよう心掛けることも大切です。 寝返り運動で耳石によるめまいが解決できることも! 実は、耳石はどんなに健康な方でも、新陳代謝によって日々剥がれ落ちるものなのです。 めまいが起こるか起こらないかの違いは、耳石が小さくて三半規管が反応しないか、長時間特定の場所に耳石が集中することで大きくまとまってしまうかなのです。 長時間寝ていて同じ姿勢でいると、耳石がまとまって塊になりやすくなります。 そこで、耳石を塊にしないように、仰向け、右向き、仰向け、左向きの順で各10秒ずつ寝返り運動をしてみましょう。 実際にこの運動を試した良性発作性頭位めまい症の方の7割以上の方が、効果を実感できているようです。 枕の高さを変えるだけでも、耳石によるめまいを解決できる! 寝返り運動ではめまいの原因となる耳石を細かくすることが目的でしたが、今度は耳石の三半規管への侵入を防ぐ対策をしてみましょう。 いつもよりも枕の高さを高くしてみると、三半規管に剥がれた耳石が侵入しにくくなります。 良性発作性頭位めまい症の方の中には、もしかしたら普段枕を使用していなかったり、低めの枕を使用している方も多いのではないでしょうか。 枕はタオルを敷いて調整するだけで高さを変えることが出来ますので、ぜひ試してみてください。 まとめ 耳石が関係しているめまいには、良性発作性頭位めまい症や生活習慣、加齢などが考えられます。 いずれにしても剥がれた耳石の三半規管への侵入が関係している以上は、耳石を細かくしたり、三半規管への侵入を防ぐことでめまいの対策を行うことが出来ます。 めまいの対策は寝返り運動や枕の高さを調整するだけの簡単な方法ですので、ぜひ騙されたと思って試してみてください。
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