口を開けると顎が痛い!これって顎関節症? 朝起きて何気なく口を開けると顎が痛い・・・。 そんな時はまず「顎関節症(がくかんせつしょう)」を疑いましょう。 顎関節症の3大症状は、口を開けると顎が痛い(口が大きく開かない)・顎が痛む・顎がゴキゴキと鳴ることです。 軽傷なものから、日常生活に支障をきたすほどの重症まで、さまざまなレベルがありますが、今回は今すぐにできる対処法と、病院や治療院での治療について解説していきます。 顎関節症の原因 顎関節症になってしまう原因は、大きく分けて5つあります。 1つ目は、ストレス。 精神的なストレスが原因で「歯ぎしり」や「食いしばり」が出てきて、それが口を開けると顎が痛いという「顎関節症」につながるのです。 2つ目は、噛み合わせの悪さ。 歯がガタガタだったりすると、かみ合わせが悪くなります。歯科治療のミスで歯並びが悪くなることで、噛み合わせが悪くなっている場合もあるので要注意です。 3つ目は、ケガ(外傷)。 顎をぶつけるなどのケガによって、顎に力が加わり、顎関節に異常が出てきてしまう場合があります。 4つ目は、姿勢の悪さ。 頬杖をつく癖があるなど、姿勢が悪くなる状態が長く続くことで、顎関節症になるリスクが高くなります。 5つ目は、その他の病気。 リウマチやアレルギー、関節炎などの病気によって顎関節症が引き起こされることもあります。 口を開けると顎が痛いときの対処法 口を開けると顎が痛い場合は、まず自宅でできるストレッチを試してみましょう。 もちろん、口を開けると顎が痛いという状態が続く場合は、しっかりと病院での診察を受けるようにしてください。 顎関節ストレッチ動画 顎関節症に悩むアナタへ。自分でズレを矯正する方法 顎関節症に悩むあなたへ。自分でズレを矯正する方法② 自分で噛み合わせ(顎関節症)を直す方法 顎関節症の症状を改善する治療法!自宅でできる顎の痛みの治し方! 顎関節症に対する病院での治療 顎関節症になってしまったら、何科にかかればいいのか迷われる方も多いのではないでしょうか。 顎関節症は口の症状なので、歯科だと思う方も多いようですが、歯科は歯の治療を専門とするところであって、顎の関節の専門家ではありません。 もし歯医者での治療で噛み合わせが悪くなり、歯科にかかる場合などは事前に「顎関節症」について詳しいかどうかを電話で確認しておくようにしてください。 口腔外科 口腔外科は、親知らずを抜くときなどにお世話になった方もいると思いますが、歯以外にも顎や顔の専門医もいる科になります。 顎の変形なども対象に治療を行っているところが多いので、一度相談にいくことをオススメします。 心療内科・精神科 ストレスが原因で「歯ぎしり」や「食いしばり」などが起こり、それが口を開けると顎が痛いという症状につながっている場合は、心療内科・精神科にかかってみてください。 整形外科 残念ながら、整形外科では顎関節症に詳しいお医者さんに出会える確率は少ないでしょう。 顎関節症に対する治療院での治療 整体や整骨院・接骨院など、治療院での治療についてお話します。 治療院では顎関節症に対し、病院とは違ったアプローチを取ることが多いです。 病院では歯の治療を行い、噛み合わせを治したり、マウスピースやホットパックによる治療や、痛み止めや筋肉弛緩剤などの薬による治療が行われます。 症状がひどい場合は、手術を行うこともあります。 これに対して整体や整骨院・接骨院などでは、顎の周りの筋肉をゆるめる手技を行ったり、関節のズレを矯正する方法で施術を行います。 また顎に関連する首や肩、顔の各部位に対するアプローチを行い、体全体のバランスを調整することで、口を開けると顎が痛いという症状に対応していきます。 ただし、治療院の中で顎関節症に詳しい先生は一握りなので、事前にネットで顎関節症に詳しい治療院を調べたり、事前に電話やメールで顎関節症に対するアプローチが得意かどうかを聞いておきましょう。 まとめ さて、いかがでしたでしょうか。 口を開けると顎が痛い時は、まず【顎関節症】を疑いましょう。 今回ご紹介した5つが主な顎関節症の原因です。 まずは自分に合った病院へ行き、その後良くならない場合は整体や整骨院などの治療院にかかることをオススメします。 軽い症状だからとほっておくのではなく、早めの治療・対処を心掛けてくださいね!
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