めまいを引き起こす代表的な病気として、ストレスが主な原因と言われているメニエール病があります。 ストレス性の病気と言うと、あまり大したことが無い病気のように考える方が多いかも知れません。 しかし、メニエール病は急に激しいめまいが起こって、耳鳴り、さらには難聴の症状を伴うこともあります。 では、こんな大変な病気であるメニエール病が一体どのような病気か見てみましょう。 メニエール病のめまいは回転性であるのが特徴! 皆さんが今めまいに悩まされているとしたら、そのめまいは回転性のものですか。 もしそうだとすれば、メニエール病の疑いがあります。 メニエール病の回転性めまいは急に起こるもので、周りの景色が回転しているかのように見えたり、立ち上がった時にめまいがすることがあります。 めまいの発作は数十分で済むこともあれば、数時間も継続する場合もあり、さらには毎日めまいが起こる方もいれば、年に数回程度の発作で済む方もいます。 酷い症状の方だと、生活にも支障が出てしまう程の激しいめまいに襲われることもあります。 メニエール病にはめまい以外にも様々な耳の症状がある! メニエール病の主な症状としてめまいが知られていますが、実はこの病気の症状は他にも色々とあるのです。 耳鳴りや耳の圧迫感、閉塞感、そして難聴などの耳の症状が中心です。 耳鳴りは、ラジオやマイクの雑音のような低めの「ザーッ」と言う不快な音を感じることが多いとされています。 メニエール病で難聴になると、男の人の低い声が聞きにくくなるところから始まって、だんだんと高い音までが聞こえにくくなっていきます。 このような症状は発作を繰り返すたびに酷くなる傾向があり、出来ることならちょっとしためまいで済む初期段階のうちに適切な対処が出来るのがベストです。 メニエール病は内リンパ液の過剰生成が原因! メニエール病の原因には謎が多くストレス性の病気として言われていますが、内リンパ液の過剰生成が症状を引き起こしていることは確かです。 内リンパ液が通常よりも過剰に生成されると、耳の蝸牛や半規管、耳石器などの器官に余った内リンパ液が蓄積して腫れることがあります。 ちなみに、蝸牛は音を伝達する器官、半規管や耳石器はは平衡感覚に関わる器官です。 音の伝達や平衡感覚に関わる器官に内リンパ液が溜まれば、当然音を聞いたり、体のバランスを保ったりすることにも支障が出てくる訳です。 心身の疲労が溜まりやすい方はメニエール病になりやすい! 「メニエール病の発症者には、30代後半以降の女性が多い。」と思われがちですが、メニエール病の発症には心身の疲労が大きく関係しています。 ですので、「若いから安心。」とか「男だから安心。」などと言う訳ではありません。 老若男女関係無く、多忙な生活をしている方、悩みごとを抱えやすい方、環境の変化が多い方、几帳面で完璧主義の方などに発症しやすいと言われています。 元々の性格もありますし、比較的タフな方でもストレスを感じやすい生活をしていれば、メニエール病を発症しやすくなります。 まとめ メニエール病の症状はめまいだけに止まらず、発作を繰り返すうちに様々な耳の症状が起こり、症状自体も悪化していきます。 そもそも、このような症状が起こるのも、過剰に生成された内リンパ液が音の伝達や平衡感覚に関係する器官に悪さをするからです。 重症になると日常生活にも支障が出てしまうことがありますので、病気の疑いがある場合には早めの対処が必要です。 基本的には耳鼻咽喉科を受診します。 もし耳鼻咽喉科で改善が見られない場合は、整体などの治療院で施術を受けることで改善するケースもありますので、相談してみるのもいいかもしれません。
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