猫背が腰痛の原因になることは、多くの方が知っているでしょう。 しかし、猫背が良くないと分かっていても、姿勢はすぐにはなかなか改善できないものです。 今回は猫背を改善するポイントを見ていきましょう。 猫背の原因は背骨を支える筋力の低下! 腰痛を引き起こす猫背は、若い頃はそれほど気にならなかった方でも年齢とともに酷くなっていく方が多いのではないでしょうか。 実は、猫背になりやすいのも、ただ単に長時間の座り姿勢では片付けることが出来ないのです。 猫背になるのには、背骨を支える筋力が加齢や運動不足によってだんだんと衰えてしまうことが大きく関係しています。 背筋が腹筋よりも弱く前後の筋力のバランスが悪いと猫背になる! 私たちの日常生活では後ろよりも前の方に力をかける動作が多く、どうしても腹筋よりも背筋が衰えやすいものです。 背筋が腹筋よりも弱くなると、今まで以上に前方に体が倒れやすく猫背になってしまいます。 もちろん、少しの間猫背姿勢になっている分には問題なく、猫背を習慣化しなければ腰痛の心配はありません。 腹筋と背筋のバランスを保つためにも、出来るだけ腹筋以上に背筋を意識して正しい姿勢を心掛けましょう。 壁を使った腰反り体操で腰痛対策を使用! 猫背による腰痛対策のためには、壁を使った腰反り体操を行うのがお勧めです。 まずは、壁から30cmほど離れた場所に立って、壁に両手の平を付けてください。 そして、壁にお腹をくっつけて顔は横に向けた状態で腰を反らして、そのまま20秒間キープします。 体操は10回繰り返し、もう少し負荷を大きくしたい方は30cmよりも離れた場所でお腹を壁に付けて腰を反らしてみましょう。 椅子に座りながら胸張り体操も腰痛対策に効果的! 腰痛対策、猫背対策には、椅子に座りながら胸張り体操を行うのも効果的です。 まずは、正しい姿勢を意識しながら椅子に腰掛けて、両目は開けたまま両肘を曲げて肩と水平になるように手首を上げます。 左右の肩甲骨同士を寄せるように両肘を後ろに向かって引き、胸を張ってください。 さらに、胸を前に突き出しながら顎を限界まで上げて、口からゆっくりと息を吐き切ったところで5秒キープして元の姿勢に戻します。 これを10回繰り返してください。 まとめ 猫背による腰痛の対策のポイントとなるのが、腹筋以外に背筋の強化です。 腹筋と背筋のバランスを上手く保つことが出来れば、猫背になりにくくなります。 しかし、背筋は腹筋と比べると日常的に使用する頻度が少なく、年齢や運動不足によって衰えやすい筋肉です。 ですので、腰反り体操や胸張り体操を毎日の習慣にすることで、出来るだけ若い頃のままの筋力を維持するよう心掛けましょう。
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