適度な運動で血行を良くすることは肩こりの改善に良いと言われており、水泳も適度な運動の一つとして知られています。 しかし、水泳には色々な泳ぎ方があって、泳ぎ方によっては適度な運動にもハードな運動にもなります。 では、肩こりの改善には、一体どのように水泳に取り組んだら良いのでしょうか。 水泳が肩こりの改善に良いのは有酸素運動だから! 水泳が肩こりの改善に良いとされるのは、先にも述べたように適度な運動になるからです。 適度な運動としては、「有酸素運動」と言う言葉を耳にすることが多いでしょう。 肩こりが起こる原因は諸説ありますが、「乳酸」と言う疲労物質が筋肉に蓄積することによって引き起こされるという考えがあります。 乳酸は体内に供給する酸素によって分解することが出来ます。 有酸素運動は全身に酸素を供給しながら行うことの出来る運動です。 つまり、有酸素運動の一つである水泳なら、体内に取り入れた酸素によって肩の筋肉に蓄積した乳酸を分解することが出来ると言うことです。 水泳は肩の筋肉を左右バランス良く使うことが出来る! 水泳の良いところは、水圧に逆らいながら肩を動かすことで肩の筋肉を効率良く使うことが出来る点です。 同じ有酸素運動でも、ウォーキングやジョギング以上に肩の筋肉を動かすことが出来ます。 しかも、水泳は利き手とか利き足などは関係なく、左右バランス良く筋肉を使うことが出来ます。 ですので、左右バランス良く酸素を供給して、肩こりの原因となる疲労物質を分解することが期待できます。 水泳はマイペースに運動できるが、全力で泳がないのが肩こりの改善に効果的! 水泳は自分のペースを保って出来る運動としては良いのですが、誤った泳ぎ方をしてしまうと肩こりの改善になりません。 泳ぎに自信のある方だと、ついついタイムを気にしながら全力で泳ぎたくなってしまうかも知れません。 逆に、泳ぎの苦手な方だと、泳ぐことで精一杯になって全力で泳いでしまって有酸素運動にならないかも知れません。 このように考えると、正しい泳ぎ方が出来る方にとって水泳は良い肩こり改善法です。 しかし、そうでない方にとっては肩こりの原因になってしまうこともありますので、注意が必要です。 自分に合った泳ぎ方を上手にセレクトすることが大切! 水泳はどういう泳ぎ方でも、基本的に左右バランス良く肩の筋肉を使うことが出来ます。 ただ、肩甲骨が前に寄りやすい方のクロールはますます肩甲骨を前に寄せてしまいますので、背泳ぎが良いでしょう。 逆に、肩甲骨が後ろに寄りやすい方は、背泳ぎではなくクロールが肩こりの改善に良い泳ぎ方とされています。 それから、平泳ぎやバタフライは息継ぎの際に頭は下向きに首は反らせ気味になることで、首の筋肉に大きな負荷をかけてしまいます。 首こりを起こしやすい方は、クロールか背泳ぎを選択するといいでしょう。 まとめ 有酸素運動の一つである水泳では、全身に供給した酸素で肩こりの原因となる疲労物質の乳酸を分解することが出来ます。 自分の運動レベルに応じてマイペースに実践できる運動と言う点では良いものの、水泳は泳ぎ方によっては肩こりの原因にもなりえます。 特に肩甲骨が前後のどちらかに寄りやすい方、首こりを起こしやすい方などは、泳ぎ方を上手に選ぶことが大切です。
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