「今あなたの感じている腰痛の原因は、もしかしたらストレスにあるのかも知れない。」 こんなことを言われても、なかなか信じられない方は多いのではないでしょうか。 本当にストレスが腰痛の原因になるのでしょうか。 もしストレスが腰痛を引き起こしているのだとしたら、腰痛とストレスには一体どのような関係があるのでしょうか。 過度なストレスは脳内物質のバランスを崩す! 私たちの体内には、「ドーパミン」と言う脳内物質があります。 腰への負担で本来なら腰痛を感じるはずの状況においても、ドーパミンが痛みを抑えることで私たちの体を痛みから守ってくれるのです。 しかし、日常で過度なストレスが原因で、脳内物質のバランスが崩れてドーパミンの分泌量が減少することがあります。 すると、もちろん腰痛を感じるのですが、痛みによるストレスでますますドーパミンが減少して痛みは悪化しやすくなります。 腰痛の原因の3分の2がストレスによるものであると言うデータも! 腰痛の中でも椎間板ヘルニアの原因については、スイスのチューリッヒ大学の興味深い調査データがあります。 このデータによると、神経の強度の圧迫で腰痛を感じている方が全体の3分の1を占めています。 さらに、日常的に過度なストレスを感じていたり、うつや不安などの症状があったりする方は、全体の3分の2を占めるようです。 実は、ストレスは神経の圧迫以上に痛みとして表れやすいものなのです。 腰痛を感じ始めたら早い段階でストレス対策に取り組むこと! ストレスが原因の腰痛の場合には、腰痛を感じ始めたらすぐにでも心の危険信号に耳を傾けた方が良いでしょう。 早い段階でストレスを改善することが出来れば、腰痛をこれ以上悪化させずに済みます。 しかし、何年間もの慢性的な腰痛にしてしまうと、すぐに対策したところで治療に長い期間がかかってしまうことがあります。 腰痛どころか仕事や人間関係など日常に支障が出てしまうこともありますので、「たかがストレス。」と侮っていてはいけません。 十分な休息や楽しい休日を心掛けること! ストレスが原因の腰痛を対策するためには、まずは十分な睡眠を取って1日1日しっかりと心身を休ませることです。 オフの時間もついつい仕事のことばかりを考えてしまう方は多いのですが、仕事以外の時間は極力仕事のことを忘れるようにしましょう。 それから、休日は楽しく過ごしていますか。 好きな本を読んだり、映画を見たり、友人と食事をしたりなどリラックスして過ごすことでストレスを解消していきましょう。 まとめ 腰痛の中でもストレスが原因の腰痛を発症している方の割合は多く、ストレスは決して侮れないものです。 腰痛を引き起こす脳内物質であるドーパミンのバランスを崩さないためには、早期にストレス対策に取り組む必要があります。 十分な休息や睡眠を心掛けて、1日1日意識的に心身を休ませるよう心掛けましょう。
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