腰痛対策としてよく言われるのが椅子の座り方ですが、座り姿勢はもっとも腰への負担が大きい姿勢です。 長時間の立ち仕事をしている方からすると、一見座り仕事の方が楽そうに感じるかも知れません。 しかし、実際に長時間座り仕事をしている方からすると、「むしろ、立ち仕事よりも疲れるかも。」と感じることは多いものです。 では、腰痛を対策するためには、どういうふうに椅子に座ったら良いのでしょうか。 椅子に座る姿勢は、上半身を支える負担が腰に集中しやすい! 長時間座り仕事をしている方が腰痛を訴えることが多いのは、座る姿勢は一部の筋肉に負担が集中しやすいからです。 椅子に座っている姿勢は、股関節が曲がっているだけではなく、腹筋も緩んでいる状態です。 お腹や腰は上半身を支える役割を果たしているのですが、腹筋が緩むことで腰への負担が大きくなってしまいます。 しかも、座り姿勢は背骨が丸まりやすく、その分の負担も腰にかかりやすくなります。 どんな時も正しい座り姿勢でいることが、腰痛対策の第一歩! 腰痛対策は椅子の座り方次第で、まずは仕事の時はもちろんのことリラックスタイムでも常に正しい座り姿勢でいることが大切です。 正しい座り姿勢は後頭部、首の後ろ側、背中のラインが、真っ直ぐ伸びて一直線になっている状態です。 腹筋を意識して、おへそよりも下の部分を背中に近づけるイメージで座るのが良いでしょう。 膝頭と股関節を地面に対して水平、あるいは膝頭が股関節よりも若干高い位置に来るように座ると、このような座り方になりやすいです。 座り方の解説動画 治療家さんによる座り方の解説動画がありますので、参考にしてみるといいでしょう。 腰痛を解消する、椅子の座り方 腰痛を解消するための床の座り方のポイント 腰痛予防!猫背解消!腰痛にならない椅子の座り方 椅子に座りながら腹筋を鍛えるのも腰痛対策に効果的! 普段腹筋を意識して椅子に座ろうにも、腹筋が弱くてすぐに疲れてしまうと言う方も多いでしょう。 こんな方は、椅子に座りながら腹筋を鍛えてみましょう。 まずは、椅子に腰掛けて片足を若干上げて10秒間キープし、ゆっくり床に下ろしましょう。 そして、今度は反対側の足を同じように上げて、10秒間キープして下ろします。 慣れないうちはこれを8回繰り返すのを習慣にして、慣れてきたら回数やキープする時間を増やしてみましょう。 太り過ぎに注意することも腰痛対策に! 椅子に座って長時間同じ姿勢で仕事をしていると、どうしても太りやすくなります。 しかし、体重が数キロ増加するだけでお腹周りの肉が付いて、重心が前方に出て体が反りやすくなります。 もちろん、その分だけ上半身を支える腰への負担も大きくなってしまうと言うことでもあります。 バランスの良い食生活を心掛けると同時に、適度な運動で腹筋を衰えさせないように注意して肥満を予防しましょう。 まとめ 椅子に座っているのは一見楽そうに見えても、もっとも腰に負担がかかりやすく腰痛を引き起こしやすいものです。 長時間の座り仕事をしている方が腰痛対策をするためには、椅子に座りながら腹筋を意識することです。 太りすぎるのも上半身の重みで腰に負担がかかりやすく、肥満にならないことも腰痛対策に繋がります。
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