妊娠初期の膝痛・関節痛でお悩みの方へ。膝や股関節の痛みを和らげるセルフケアとは？

妊娠初期の膝の痛みや関節痛、原因と対処法とは？ 妊娠初期（妊娠超初期を含む）に出てくる膝の痛みや関節痛。いままで経験したことのない場所に痛みが出てきて、ビックリしてネットで検索される方も多い症状です。 「お腹が大きくなって体重が増えてからの膝痛ならわかるけど、なんで体型や体重が変わっていないのに、膝や関節が痛くなるんだろう？」そんな疑問を持つお母さんも多いですよね。 実は、体型や体重に変化がなかったとしても、お母さんの体は確実に出産に向けて大きな変化をしているんです。 個人差はあるものの、妊娠から出産にかけてどなたにでも起きる症状で、出産後には自然と痛みがなくなるのが普通ですのでご安心くださいね。 今回は、妊娠初期（妊娠超初期を含む）におこりやすい膝痛や関節痛の原因と対処法をご紹介していきます。 妊娠初期（２ヶ月～４ヵ月）に起こりやすい、膝痛・関節痛の原因とは？ 妊娠初期におきる膝の痛みや関節痛は、リラキシンというホルモンが影響していることが多いです。 このリラキシンというホルモンは、妊娠初期（後期も）に多く分泌されるホルモンで、骨盤周りの筋肉を緩め、出産時に骨盤が開きやすくしてくれます。 出産に必要なホルモンではあるのですが、骨盤周りの筋肉がゆるんできた結果として、膝痛や股関節痛をはじめ、腰痛やむくみ・頻尿など様々な不調を引き起こしてしまうのです。 また、このリラキシンというホルモンは、骨盤周りの筋肉だけではなく、膝の周りの筋肉も一緒にゆるめてしまうため、「なんだか最近、膝が痛い！」という症状に悩まされる妊婦さんも多いようです。また、膝や関節周りの血流も悪くなりがちです。 さらに、骨盤や筋肉・関節がゆるんでいるということは、歪みが出てきやすいということでもあるのです。 体に歪みが出てくると、左右のバランスが崩れてしまい、体のいたるところに痛みや不調が出てくる原因にもなってしまいます。 妊婦さんが自宅でできるセルフケア] 膝痛や関節の痛みを産婦人科で相談しても、「それは妊娠初期に良くある症状ですから、ガマンしましょうね」と言われ、痛みどめを処方してもらうだけの場合も多いようです。 痛みどめを飲んでもなかなか痛みが治まらずに、ツライ思いをしている妊婦さんも多いので、ここでは妊婦さんが自宅でできるセルフケアをご紹介していきます。 まず試してみてほしいのが、お尻の下にクッションを引いて座ること。 「漫画でヨガ」No2　お尻の下にクッションを入れて前屈のポーズ 腰が丸まり、後ろに傾く人は、お尻の後ろを高くするようにクッションをhttp://t.co/14RzWCzRPS pic.twitter.com/yeVONlSQU2— 笛吹くくりしゅな ∴ (@yogaG6_33_9) 2014, 5月 29 お尻の下にクッションをひいたら、あぐらをかくか、足を伸ばして座るようにしてみてください。 これで骨盤が安定しますので、ある程度ではありますが、膝痛や股関節の痛みが和らぐ場合も多いのです。 横座りや女の子座りをしてしまうと、ねじれに弱い膝は特に痛みが出やすいので注意が必要です。 どうしても膝の痛み、股関節痛がガマンできない場合 痛み止めを飲んだり、セルフケアを行っても治まらない膝の痛みや股関節痛なら、整体や整骨院・鍼灸院など、東洋医学の施術を試してみてはいかがでしょうか。 これら治療院の中には、妊婦さんのケアに詳しい方もいますので、ネットで「妊婦　整体　地域名」などで検索して、妊婦さんの施術・ケアに強い治療院を調べてみましょう。 事前に「妊娠初期の膝痛で悩んでいるのですが・・・」「妊娠しているのですが、股関節が痛くて・・・」と電話やメールで相談してみましょう。 保険の効く病院での治療ではありませんが、妊婦さんのケアに特化している治療院も最近では多く出てきています。 もちろん、痛みが出るような無理な施術ではなく、痛みのない施術を選ぶようにしてみてください。 少しでも「痛いかも・・・。おかしいな・・・。」と思ったら、すぐに施術をやめてもらうことも大切です。 まとめ 妊娠中の痛みや不調は、なかなか旦那様にツラさを理解しもらえず、一人で苦しんだり悩んでいる妊婦さんも多いようです。 まずは産婦人科でお医者さんに相談していただき、それでも痛みがツライ場合は、セルフケアや東洋医学の力を借りてみてはいかがでしょうか。 もちろん、何事も無理をしないことは大切です。 安心して出産を迎えるためにも、体のケアをしっかりとしていきましょう！