股関節痛が起こると日常的な動作が制限されてしまうことがあり、出来れば発症する前に予防したいと思う方は多いでしょう。 股関節痛は一度でも起こしてしまうと繰り返しやすく、放置しておくのもますます症状を悪化させてしまうことになりかねません。 では、こんな厄介な股関節痛を発症する前に予防するには、具体的にどういう対策を行ったら良いのでしょうか。 股関節痛の予防対策の基本はストレッチ! 加齢だけではなく若い方でも運動不足で股関節が硬くなって、股関節痛を起こしやすくなります。 ですので、股関節痛の予防対策の基本は、股関節を柔らかくして可動域を広げるためのストレッチを心掛けることです。 まずは、両足を大きく広げて床に座り、足の親指側を内側に倒して床に近付けながら足を回転させましょう。 次に、小指側を外側に倒して床に近づけながら、足を回転させます。 足を内側に回転させるのと外側に回転させるのを5回ずつ、1日に数回実践してみましょう。 ウォーキングも股関節痛の予防になる! ストレッチはリラックスした状態で出来ますので良いとしても、「ウォーキングは股関節痛を悪化させるのでは?」と思っているかもいるかも知れません。 しかし、ウォーキングは全身の血液やリンパの流れを良くして、股関節を適度に解すことが出来る関節痛の予防対策になります。 但し、ウォーキングを行う際に、背筋をきちんと伸ばして猫背にならないよう注意しつつ、正しい姿勢を心掛けることが大切です。 股関節への負担が心配な方は、杖を使用するのも良いでしょう。 炎症による股関節痛が酷い場合には無理をしないこと! 当然のことながら、炎症による股関節痛が酷い状況で無理して運動を行うのは良くありません。 炎症は血液が患部に集中している状態で、運動で血行を良くすればますます炎症を悪化させる危険性があります。 さらに、せっかく予防対策として運動をしていても、痛みを庇おうとバランスの悪い動きになってしまいます。 これでは余計に股関節に負担がかかって、股関節痛を生み出してしまいます。 バランスの悪い動きになってしまうくらいなら、炎症が落ち着いてから予防対策に励みましょう。 自分の体重も股関節に負担をかけてしまっている可能性が! まさか体重が股関節に負担をかけてしまっているとは思ってもいない方は多いでしょうが、股関節は私たちの体重を支えています。 ですので、適正な体重を維持することは、股関節痛の予防に繋がります。 まず、標準体重の方は、このままの体重をキープするよう心掛けましょう。 肥満気味の方は、食事での栄養バランスを整えたり、適度な運動を習慣にしたりなどして標準体重に近づけるよう頑張りましょう。 まとめ 股関節は私たちの体重を支えたり、日常の動作にも関わっている重要な部分です。 出来ることなら股関節痛が起こる前に予防するのが一番で、ストレッチやウォーキング、適正な体重管理を行うのが良いでしょう。 但し、ストレッチやウォーキングに関しては、股関節痛が酷い間は無理をしないようにしましょう。
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