五十肩の症状は、お灸によるツボ刺激で緩和できることもあることを知っていますか。 五十肩になると思うように肩が動かせないようになるだけではなく、夜も眠れないほどの激痛に悩まされる方もいます。 では、お灸によるツボ刺激が五十肩に効く秘密をご紹介しましょう。 お灸では血液の流れを良くすることで五十肩の症状を改善する! 五十肩になる原因は未だに分かっていないことが多くあるようですが、肩を動かすのに重要な役割を持っている靭帯や腱など様々な組織が加齢とともに強度が落ち、血行不良が起こることが原因だと考えられています。また、 強度が落ちている肩に急に大きな負担をかけてしまうと、筋肉が負荷に耐えられず炎症が起こってしまいます。 お灸によるツボ刺激では、五十肩の原因と考えられている血行不良を改善して痛みを改善する効果が期待できます。 同時に免疫機能を高めて、自然治癒力を最大限に引き出す効果も期待できます。 お灸での効果を長く持続させるためには、正しい姿勢や適度な運動を心掛けることも大切! お灸によるツボ刺激は確かに五十肩の改善に効果があるのですが、もちろんそれだけでは一時的な効果になってしまいます。 少しでもお灸で得た効果を長く持続させるのであれば、自身でのケアを心掛けることも大切です。 五十肩を発症する方には、猫背姿勢の方、冷え性体質の方などが多いと言われています。 背筋を真っ直ぐ伸ばして正しい姿勢を心掛けること、適度な運動や湯船に浸かる入浴で体を温めることなどのケアも頑張ってみましょう。 お灸は五十肩に効くツボさえ知っていれば、自宅で行うことも可能! お灸は鍼灸師にやってもらうのがもっとも確実ですが、なかなか鍼灸院を訪問する時間が無いと言う方は自宅で行うことも出来ます。 慣れていない方だと本格的なお灸は難しいでしょうから、火を使わない簡単に安全に使えるお灸を薬局や通販などで購入することをお勧めします。 五十肩に効果的なツボには背中側だと、腕を上げた時に飛び出る肩関節の窪み「肩りょう(けんりょう)」、肩甲骨の真ん中の窪み「天宗(てんそう)」、腕の付け根と脇の下の交差点「肩貞(けんてい)」などがあります。 他には、肩周辺に鎖骨のすぐ下にある窪み「雲門(うんもん)」、肩を真横に上げた時の筋肉の窪み「肩ぐう(けんぐう)」、肩のラインの中央の窪み「肩井(けんせい)」などがあります。 お灸をしてはいけないタイミングがある! お灸によるツボ刺激は、いつしても良い訳ではありません。 まずは、空腹時、食事や入浴の前後1時間、アルコールの摂取後、運動の直後などのタイミングは避けましょう。 疲れていたり体調が優れない時、高血圧や出血性の病気の方なども避けた方が良いです。 まとめ お灸でのツボ刺激では、血液の流れを良くしたり免疫機能を高めたりすることで五十肩を改善する効果が期待できます。 お灸は鍼灸院だけではなく、自身で市販品のお灸を使用して五十肩の改善に効果的なツボを刺激することも可能です。 ただ、お灸をしてはいけないタイミングには、十分に注意してください。 また、お灸の効果を持続するためには、正しい姿勢を心掛けたり、適度な運動で血行を良くすることも大切です。
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