五十肩は痛み自体は時間の経過とともに緩和されても、肩の可動域の制限をもとの状態に治すことは難しいものです。 しかし、ここで確実に治しておかないと、今後いつ五十肩が再発するか分かりません。 では、これ以上痛みに悩まないようにするためには、一体どのように治療に取り組んだら良いのでしょうか。 自然治癒に任せると肩の筋肉が固まってしまう! 五十肩は時間とともに自然に痛みは緩和されていくものの、自然治癒に頼り過ぎてしまうと、肩の可動域が制限されてしまうという後遺症が残る場合があります。 また、私たちの肩は、元々腕を上下したり、前後に動かしたり、回したりなどの動きが出来るようになっていますが、ずっと完全に治るのを待って肩を使わない生活をしていると、どんどん腕を動かす肩の筋肉が低下してしまいます。 痛みがあるのに無理してリハビリは悪化の原因に! 五十肩を治すのに、リハビリはとても大切なこととして言われています。 無理せずに取り組むことの出来る治療もありますので、少しでも気分良くリハビリに取り組むのが良いでしょう。 痛みがますます筋肉や神経を緊張させてしまっている! 五十肩を治すために良かれと思って行っているリハビリが、実は五十肩の悪化の原因になっていることもあります。 特に痛みがある時に無理に行うリハビリに関しては、十分に注意が必要です。 私たちの体には防衛機能が備わっていて、痛みを我慢しようとするほど防衛機能を働かせて筋肉や神経を緊張させてしまうことがあります。 短期間にして五十肩の痛みから根本的に解放されるためには、このような筋肉や神経の緊張を解く必要があります。 回復期に効果的な棒体操! 五十肩を確実に治すためには症状に合わせて無理なくリハビリを行うことが大切で、回復期に効果的な運動に棒体操というものがあります。 棒体操は名前通り両手で長い棒を持ちながら行う体操で、まずは両手で地面に対して平行に棒を握って腕を伸ばしたまま上に上げます。 次に、棒の両端を持ちながら、患部に向かって棒を斜めに突き上げます。 それから、棒を背中の後ろで上下に持ち、最後に背中の後ろで地面に対して平行に持った棒を上下させます。 まとめ 五十肩を確実に治すためには完全に痛みが治るまで待つのも良くないのですが、痛みを我慢してリハビリを行うのも良くありません。 痛みを我慢しながらのリハビリは、私たちの体に元々備わっている防衛機能を無駄に働かせてしまうことにもつながるケースがあるのです。 防衛機能による筋肉や神経の緊張を解いて、無理なくリハビリを行って肩の可動域を広げることが大切です。
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