ギックリ腰は急なことですので、対処法を誤ってしまう方もいるでしょう。 「ギックリ腰はとにかく安静にしているのが良い。」と思っていませんか。 実は、ずっと安静にしているのが必ずしも良いとは限りません。 では、ギックリ腰になった時には、一体どういう対処を行ったら良いのでしょうか。 ギックリ腰は1ヶ月以内で改善することが多い! ギックリ腰は重症のように思っている方もいるかも知れませんが、激痛を感じるのは発症したての頃だけです。 8割以上の方が数週間で症状を治療できて、数週間とまで行かなくても1ヶ月以内で治ることが多いようです。 遅くとも発症して3ヶ月未満で症状が改善することがほとんどです。 痛みが和らぐまで腰に軽く手を当てて脳を落ち着かせること! ギックリ腰になったら、まずは痛みがある程度引くまで腰に軽く手を当てるのが良いでしょう。 実は、痛みが発生したばかりの時は、脳が腰の痛みを激しく感じるようにしてしまっているのです。 腰に手を当てる対処法には、手のじんわり来る温かさで脳をリラックスさせる効果が期待できます。 自分で手を当てているよりも、他の人に当ててもらう方がより効果を実感しやすいといわれています。 冷やすよりも温める対処法が効果的! ギックリ腰になった場合の対処法としてよく言われるのが、冷やして炎症を落ち着かせることです。 確かに、冷やすことで患部への血液の集中を解き、一時的に痛みを楽にすることが出来ます。 しかし、ギックリ腰は冷やすばかりの対処では駄目で、痛みがある程度落ち着いたら今度は温めて血行を良くする対処が必要になります。 痛みがある間は、無理のない範囲で1日1回38~40℃のぬるま湯に15分程浸かるだけで良いでしょう。 そして、痛みが落ち着いてきたら、1日に数回入浴すると良いでしょう。 完治するまで安静ではなく、出来る範囲で日常生活を送ること! ギックリ腰になると安静にしているのがベストだと思ってしまう方は多いでしょう。 ただ、ずっと安静にしていて動かない日が続くと、どんどん日常生活に必要な筋肉は衰えて、かえって完治を遅らせてしまいます。 ですので、激痛を感じている間は別として、無理のない範囲で日常生活を再開するのが良いでしょう。 まとめ ギックリ腰になった時に、安静や患部を冷やすことなどを一生懸命に心掛けている方は多いでしょう。 しかし、これらの対処法は場合によっては誤っていることがあり、かえって症状を悪化させてしまうことがあります。 激しい痛みを感じている間は、冷やすことも必要ですが、脳をリラックスさせて痛みを落ち着けることを試してみるといいでしょう。 そして、ある程度痛みが引いたら温める対処、そして無理は禁物ですが、出来る範囲で日常生活を送ることなどを心掛けてみましょう。
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