お尻から太ももにしびれや痛みを感じたら、それは坐骨神経痛の症状です。 坐骨神経痛の背後には、深刻な病気が潜んでいることもめずらしくありません。年のせいや疲れのせいだろうと軽く考えず、1度は病院で診察をうけてみましょう。 病院選びをするときに気をつけたいことは、適切な専門医を選ぶことです。坐骨神経痛をひきおこす疾患はたくさんあります。 自分の病状を勘違いし、間違って専門外の医者のところへ行かなくても済むように、坐骨神経痛を起こす主な病気をみていきましょう。 坐骨神経痛をおこす病気はたくさんある 坐骨神経痛だけでは、どの病気が原因なのかわかりません。 病名の見当をつけ、行くべき病院を決めるには、太ももの足の痛みやしびれのほかにどんな症状があるかをチェックすることが大切です。 この症状をおこす代表的な疾患は、腰の骨が変形するヘルニアなどの病気です。 比較的珍しい症例として、脊椎の腫瘍などの重篤な疾患がその原因となることもあります。また糖尿病が悪化すると、坐骨神経痛の症状がひきおこされます。 太もものしびれや痛みだけに気をとられず、それぞれの病気の特徴をよく理解して、自分が行くべき病院を決めることが大切です。 整形外科へ行くべき坐骨神経痛をともなう病気 腰椎椎間板ヘルニアや腰椎すべり症、脊柱管狭窄症などの脊椎の異常があると、太もものしびれや痛み以外に、上半身を反らせたときに腰に強い痛みがでる点が特徴です。 これらの症状が思い当たる場合は、整形外科に一度相談してみるといいでしょう。 治療に関しては整形外科だけではなく、整体院や鍼灸院などでも行うことができます。 内科へ行くべき坐骨神経痛をともなう病気 脊椎に腫瘍のある人も坐骨神経痛をおこします。 腰椎腫瘍に腫瘍ができると、太もものしびれと痛み以外に、安静時でも腰に激痛が生じるという特徴があります。この特徴は、主要が良性でも悪性でも変わりません。 腰椎の腫瘍が悪性の場合、周囲の内臓に転移がみられることもあります。腫瘍が転移した内臓によっては、発熱、黄疸、食欲不振、体重減少などの症状もともないます。 この症状に思い当たる人は、内科か脊椎専門外科を受診するようにしましょう。 糖尿病の人は糖尿内科へ 糖尿病の典型的な症状のひとつが、血流がわるくなることで下半身にみられる神経障害です。坐骨神経も血流悪化の影響をうけるので、重度の糖尿病の人は太ももに痛みや痺れを感じます。 こうした症状に加え、糖尿病性神経障害の場合は、下半身の皮膚の感覚が鈍くなるという点が特徴的です。患者は足の裏を軽く突かれても刺激がはっきりとは感じられず、少しのけがややけどをしても気づかないこともあります。 坐骨神経痛をはじめとする神経障害があらわれたら、糖尿病がかなり進んでいると考えなければいけません。こうした人は糖尿内科または整形外科をすぐに受診しましょう。 まとめ ここに挙げた例は一部にしか過ぎません。 ちょっとしたことでも何か気になることがあれば病院で診察を受けることをおすすめします。 病院に行っても異常が見つからない場合、治療院などの施術を受けることで改善することもあるので、治療院に相談することを選択しのひとつとして入れておくといいでしょう。
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