スポーツが原因で腰椎分離症の痛みに悩まされる方は、特に10代の思春期に多いようです。 しかし、体が成長段階で無理は禁物な時期であるのも関わらず、小中学生の部活動での練習はハードなものです。 部活動に一生懸命励みながら、腰椎分離症を予防するための対策はないのでしょうか。 腰椎分離症は日常的にスポーツをしている人に発症者が多い! 腰椎分離症による痛みを訴える方に中には、体が柔らかく成長段階にある10代の方で日常的にスポーツをしている方が多いようです。 スポーツ選手の発症者が3~4割近くもいると考えると、スポーツで頻繁に腰に負担をかけることが原因として考えられます。 腰を捻ったりジャンプをしたりなどの運動で、腰椎の後ろの方に亀裂が生じてしまうのが腰椎分離症です。 ただ、中には10代に起こった腰椎分離症が原因で、分離すべり症に悪化してしまうこともありますので注意が必要です。 腰椎分離症は老化が原因で起こることも! 腰椎分離症の痛みを経験するのは若くてスポーツをしている方ばかりかと思いきや、実は高齢者にも少なくないのです。 そもそも、腰椎分離症は脊椎が切れて起こる症状で、加齢による骨の衰えが原因となることもあるのです。 スポーツ障害としての腰椎分離症は、特定の部分に繰り返し負担が積み重なって起こるものです。 老化現象による腰椎分離症は、衰えた骨が日常生活での負荷に耐えきれず起こるものです。 腰椎分離症は悪化すると今後のスポーツに支障が出てしまう原因に! 腰椎分離症を発症すると、気になる症状は腰の痛みだけではありません。 神経の圧迫で下半身が麻痺して運動能力が低下したり、運動自体が制限されてしまうことがあります。 ちょっとした痛みだけでも、今後のスポーツに支障が出てしまう原因となります。 ですので、スポーツ選手を目指している方にとって、運動の制限はかなり苦しい症状になります。 せめて腰椎分離症を悪化させないよう、早めに適切な治療を受けることが大切です。 十分な休息とコルセットでの保存療法が適切な予防・治療法! スポーツによるオーバーユースが原因の腰椎分離症は、まずは十分な休息が取れるような練習スケジュールを組むことが予防対策になります。 中でも成長段階にあって腰椎分離症を起こしやすい小学生、中学生なら、尚更十分な休息を取りながらスポーツに励む必要があります。 それから、万一腰椎分離症を発症した場合には、コルセットで患部を固定して運動を制限して治療に専念することが大切です。 保存療法でも対応できないほどの重症の場合には、脊柱固定術で外科手術を行うこともあります。 まとめ 腰椎分離症の痛みの原因は、思春期のスポーツによるオーバーユースだけではなく、老化による骨の衰えなどが挙げられます。 腰の痛みに加えて神経の圧迫による麻痺、運動の制限などが起こることもあり、悪化を防ぐためにも早めに適切な治療を受けた方が良いでしょう。 腰椎分離症の予防対策としてはまずは十分な休息を心掛けることで、発症したらコルセットで患部を固定して治療に専念することです。 症状が重度で手術をすすめられたけれど、気が進まない、という人は治療院に行ってみるといいかもしれません。 腰椎分離症を得意とする治療院もあります。実際に手術しかないといわれていた症状が治療院で改善するケースもあるようです。 選択肢のひとつに入れてみるといいでしょう。
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