こんにちは。サロン結香の矢澤です。 先日、通勤途中に金木犀の香りを感じました。 金木犀といえば秋の花ですね。この香りが漂いはじめる頃、気になるのがお肌の乾燥ではないでしょうか。 秋は季節の変わり目で、何かとお肌もゆらぎやすくなりますよね。 今回は、そのようなトラブルにむけて「食事で育くむ 肌の潤い作りの3つの豆知識」をお伝えいたします。 肌の潤いを作る栄養をご存知でしょうか? まず、私達のカラダを作るベースとなる栄養は「タンパク質」です。筋肉・骨・髪の毛・爪・内臓・ホルモンもタンパク質から作られています。 そして、潤い成分は「脂質」。カラダを動かすエネルギーは「炭水化物」。 これらの栄養素は、「3大栄養素」とも呼ばれ、肌を育くむ材料になります。 さて、この3大栄養素は、カラダの中でどのような役割をしているのでしょうか? 例えば車に置き換えみましょう。 3大栄養素を車に置き換えてみると・・・ 車体の枠組みを作っているのが「タンパク質」 車体の装飾にあたるのが「脂質」 ガソリンにあたるのが「炭水化物」 これらの材料が一つでも不足していたら、きっと格好良く走る車は完成しませんよね。 カラダやお肌にも、同じことが言えて、潤いある肌を育くむためには、食事をバランスよく摂取することが大切です。 肌は別名「内臓の鏡」 また、肌は別名「内臓の鏡」と呼ばれます。 ご存知の方も多いと思いますが、お肌はカラダの中の状態がてきめんに現れる臓器です。 ここで、普段の生活を振り返ってみてください。 油分や刺激物を多く摂り過ぎた時は、お肌に吹き出物がでたり胃腸の調子がいまいちだと、顔色に黄色みがでたり、カラダが冷えている時は、くすみがちになりませんか? 調子がいい時は、頬にほんのり赤みがあり、肌に艶があります。 まさに、顔色はご自身の健康のバロメーター。 潤いある肌を作る近道は、カラダの調子を一緒に整えることと、いえますよね。 ぜひ、お化粧品で肌の外側からのケアの他、肌の内側からのケアも意識してみてください。 肌の潤い作りのポイント それは、潤い成分の元となる「必須脂肪酸」も摂ることです。 ここで、肌の構造について触れていきます。 私達、人間の肌は、表皮・真皮・皮下組織とミルフィーユのような3層で作られ、それぞれの層によって働きが異なります。 その中でも表皮(一番上の層)にある角質層では、潤い成分のセラミドやヒアルロン酸が存在しています。 潤い成分の「セラミド」は、細胞と細胞の間にある水分を包み込みキープする役割。このおかげで、みずみずしい肌を保つことができています。 だた、このセラミドは年齢と共に量が減ってしまうため、セラミドの材料となる「必須脂肪酸」が必要となります。 必須脂肪酸は、体内で合成されないため、食事から必須脂肪酸を含む食材を摂取すとことが潤い作りのポイントです。 代表的なものでは・・ ・アボカド ・サーモン ・くるみ ・魚介類 ・良質な油 などがあります。 ぜひ、普段の献立で使いやすいものから、取り入れてみてくださいね。 秋の乾燥肌には、旬な食べ物とりいれましょう。 秋は気候の変化が大きい季節です。暑い日や湿度が高い日、そして、空気の乾燥する日もあれば、肌寒さを感じる日もありますよね。 この季節を健康的に過ごすキーワードは「乾燥対策」 そこで普段の食事に取り入れたいのが、カラダに潤いを与える秋に旬な果物と白い食材です。 梨・葡萄・りんごなどの水分が多く酸味がある果物や、白ごま・松の実、蓮根・豆腐などの白い食材です。 また、辛味がある刺激物は、カラダを乾燥させてしまう味といわれますので、乾燥を感じている時は控えめにされてくださいね。 季節の変わり目は、衣類の衣替えをするように、カラダも新しい季節を迎える準備として、旬な食材を取り入れてみましょう。 「肌の潤いとハリ」を 育くむ朝ごはん ・鶏そぼろの三色丼 ・ブロッコリーのサラダ ・豆腐、わかめのお味噌汁 ・オレンジ 「お肉」は肌を作るベースをなるタンパク質。タンパク質は、ビタミンCと一緒に摂取すると吸収が高まるといわれ、ビタミンCが豊富なブロッコリーや、オレンジを合わせました。 また、人参に含まれるカロテンは、肌のハリに繋がる美容ビタミン。 献立を考える時のポイントは、「何を食べるか?」も大切ですが、「栄養を吸収しやすい組み合わせ」や「胃腸に負担がかからない」なども取り入れると、カラダに嬉しく優しい献立になります。 最後に いかがでしたでしょうか?肌の乾燥や潤いケアには、高級なクリームやお化粧品を使う前に肌を育くむ材料が必要になります。 肌は、ご自身の健康のバロメーターにもなり、潤いがある肌は女性としての自信にも繋がりますよね。 秋は季節柄、肌もカラダの中も乾燥しやすい季節です。けれど、この季節に、乾燥ケアをきちんとされることが、さらにキレイになるきっかけにもなるのでは、ないでしょうか。 ぜひ、貴女も肌の潤いケアを食事からはじめてみませんか? 筆者プロフィール 矢澤ともみ サロン結香~yuika~セラピスト 東京出身。医療の仕事に携さわる中、健康や予防医学に興味をもつ。 自身の体の不調をきっかけにリンパドレナージュに出会いセラピストの道を志す。 その後、神楽坂に女性のためのリンパドレナージュ&腸セラピー サロン結香をオープン。 現在は、「女性のウエル・エイジング」をコンセプトに掲げ、サロンケアの他、食事でキレイになるホームケアを伝えている。
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筆者プロフィール
矢澤ともみ
サロン結香~yuika~セラピスト
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