最近顎関節症で悩む方がとても増えております。 口が開かない。口を大きく開くと、顎の関節でガク〜ンと音がする。顎の筋肉がだるい、疲れやすい等多くの症状が現れます。 また顎関節症が関連するカラダの不調も実はとても多いのです。 歯科医師の研究でも慢性の偏頭痛持ちの方は、多くの場合で顎関節症のトラブルも併発している事が分かっています。 全身に影響を及ぼす顎関節症 また顎関節の歪みは、頭の重心を変化させるので、全身のバランスとも関係しております。 よくスポーツ選手が試合中にマウスピース等をしている姿を見かけますが、あれは噛み合わせを調整する事で、カラダの柔軟性や骨格のバランスにも良い影響があるからです。 つまり顎関節症の問題は全身に影響を及ぼしています。 目の周りの筋肉がピクピク痙攣するのは顎関節症と関係があった! そしてあまり知られておりませんが、時々 目の周りの筋肉がピクピク痙攣する!という症状があります。 多くの方は疲れ目によってでる症状だと思われておりますがその原因は、顎関節症と関連があります。 顎が歪む事により、顎と耳の間から出ている三叉神経の流れを悪くしてしまいます。 三叉神経は私達の目の動きや顔の表情筋などに命令を出している神経です。実は目が痙攣するのはこの三叉神経の症状なのです。 ですから、目を温めても、目薬をさしてもなかなか解消しません。 またこの症状がひどくなると顔の筋肉が硬直する顔面麻痺やベル麻痺などの前ぶれ症状にもなります。 ですから噛み合わせはとても大切です。 顎関節症の予防のために生活で気を付けるべき4つのこと 普段の生活でも以下の事に気をつけてください。 1・偏った側だけで物を噛まない。 私達は普段のクセで、片側だけで物を噛む習慣があります。 なるべく左右のバランスを整えるためにも、交互に使い分けるように意識しましょう。 2・頬杖をつくクセをやめる 姿勢もとても重要です。ついつい顎を手に載せて、物思いにふける、考え事をするクセは顎を圧迫するため、あまり良くない姿勢です。こうした姿勢をしないように気をつけましょう。 3・横向きで長時間寝ない 横向きで長時間寝るのも良くありません。顔を圧迫する事で顎の歪みを起しやすくなります。 4 一日数回、顔のマッサージをする 頬骨の下や顎の関節に沿って、自分の指でマッサージをしましょう。 またこめかみや側頭部も顎の関節を動かす筋肉に関連しています。 こうした事に気をつけるだけでも顎関節症の予防になります。 ぜひ毎日の習慣にしてみてください。 たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 日本メンターコーチング協会コーチ 手技塾札幌代表 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。
筆者プロフィール
清水真
一般社団法人姿勢道普及協会理事長
日本メンターコーチング協会コーチ
手技塾札幌代表 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします