仕事などでストレスや疲れがたまり、「目の奥が痛い」と感じること、頭痛に悩まされることはないでしょうか。目を休めたり、睡眠をとっても改善の傾向が見られず、物を見ているだけで目が疲れて頭痛も伴う…、こんな症状、早く終わらせたいですよね。 目の奥が痛む、といった場合には、ちょっとした原因から放ってはおけない病気まで様々な可能性があるといいます。 ここでは、目の奥の痛みの原因と見分け方をご紹介します。 風邪などからくる「副鼻腔炎」が原因かもしれません 目の奥の痛みの原因のひとつに、風邪の症状があります。発熱による頭痛の場合もありますが、気をつけたいのは風邪からくる「副鼻腔炎」。 この場合は目の下側に痛みを感じるのが特徴で、鼻づまりや、黄色くドロドロした鼻水などの症状も伴います。 また、副鼻腔炎は風邪のほかにも花粉症、歯の炎症から起こることもあるのだとか。放置すると中耳炎など他の病気につながることもあるため、注意したいですね。 決まった片側の目の奥が痛む場合は「群発頭痛」を疑って 決まった片側の目の奥が痛む、という場合には「群発頭痛」の可能性を疑いましょう。 群発頭痛は季節の変わり目など年に数回起きる頭痛で、約1~2カ月の間毎日のように起こること、ひっきりなしに痛みを感じることが病名の由来です。命に関わる病気ではないものの、目がえぐられるような激しい痛みを伴うのが特徴。 理由ははっきりしませんが、群発頭痛は20~40代の男性に多く飲酒・喫煙が誘因とも言われていますので、あてはまる方は参考になさってくださいね。 日ごとに痛みが増し吐き気も伴う場合は「脳腫瘍」の可能性も 目の奥の痛みが日ごとに強くなっている…吐き気もする、という方は要注意。 眼精疲労のほか、まれに悪性脳腫瘍の可能性もあるため無視できません。脳腫瘍は子どもから大人まで、あらゆる年代の男女に見られる病気ですが、高齢になるほどなりやすいと言われています。 寝ている時に痛みで目が覚めてしまう、我慢できないほど痛む、といった場合には、早めの対応を心がけてくださいね。 失明する恐れもある「緑内障」の可能性も見逃せません また、目の病気の可能性もあります。片目で見た時にものが歪んで見えたり、一部が見えないといった症状はありませんか?もし、そういった症状がある場合には「緑内障」が疑われます。 近年、特に患者数が増えていると言い、強度の近視や低血圧、冷え性の方になりやすい傾向があるとのこと。 家族に緑内障を患っている方がいらっしゃる場合もリスクが高いと言われていますので、参考になさってくださいね。 最後に いかがでしたか? 上記のほかにも、三叉神経痛やストレスからくる自律神経の乱れなど、目の奥の痛みの原因は様々。 自己診断は危険な場合もありますので、症状の強い方、ご心配な方は医療機関の受診をお考えください。 「どのように痛むか、痛みを感じた時間帯」などを記録しておくと、受診する際に役立つかもしれません。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします