頭痛には2つのタイプがあるのをご存知ですか? 頭痛には、脳や体に異常があって起こるタイプと脳や体に異常が無いのに繰り返し起こるタイプの2通りがあります。 くも膜下出血や脳腫瘍などの病気が原因で起こる症候性頭痛と呼ばれているものと、脳や体に異常が無いのに繰り返し起こるもの、例えば女性に多い緊張性頭痛や片頭痛と呼ばれているものです。 頭痛が慢性的に続き、不快な気分に悩まされると、日常生活に支障が生じます。 こうした原因不明の緊張性頭痛や片頭痛の発症にはうつや不安などの心の問題が大きく関わっていることが、最近の研究で明らかになってきました。 朝の頭痛はうつのサイン! ストレスが続いて心が萎えてしまううつの状態になっても自分では気づかないことが大半です。しかし、頭痛という自覚症状があなたがうつ状態にあることを知らせてくれる場合もあります。 イギリス、ドイツ、スペイン、ポルトガル、イタリアの5か国で、朝起きたときの頭痛の有無と頻度について1万9000人を対象にした専門家による電話の聞き取り調査によると、13人に1人の割合で朝の頭痛に悩んでいて、そのうち30%はうつ状態だったということです。 あなたが悩む朝から起こる不快な頭痛・・・もしかするとうつのサインかもしれません。 鎮痛剤を飲んでも頭痛が治らない方もうつの可能性があります うつ病になった時に高頻度で現れる身体症状のベスト3は、睡眠障害、倦怠感、頭痛や肩こりといった頭重感です。 頭痛など身体の不調が引き金となってうつ病を発症する場合もありますし、その逆でうつ病の症状として頭痛が発症する場合もあります。 緊張性頭痛や片頭痛で鎮痛剤を飲んでも、頭痛が一向に治らないという人がいますが、 うつ病の症状として頭痛が起こっている場合、鎮痛剤で症状が改善することはまずありません。 鎮痛剤を飲んでも一向に頭痛が治らないようなら、一度専門医に相談すると良いでしょう。 ストレスが続くと頭痛が生じやすくなるのはなぜ? 精神的に不安定になると、通常よりも痛みに敏感になると言われます。抑うつ状態で頭痛が生じやすいのはそのためです。ストレスが続いていると、脳内のセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどが減少します。そうなると、やる気が失せたり、落ち込んだりします。この状態を抑うつ状態といいます。 また、やる気を起こさせたり、気分を上向きに保つと言われている、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどは、痛みを抑制する作用がありますが、ストレスが続いてこれらが減少すると、痛みへの抑制が効かなくなって頭痛も生じやすくなります。 まとめ 鎮痛剤を飲んでも一向に良くならない頭痛。もしかしたらうつのサインかもしれません。 特に朝から頭痛に悩まされている、鎮痛剤を飲んでも頭痛が治らないという方は、一度、心療内科や治療院に相談してみるといいでしょう。 うつや自律神経失調症を改善するために治療を行っている整体や鍼灸、カイロプラクティック院もあります。 朝から頭痛でお困りの方は、ぜひ改善の第一を踏んでみてくださいね。
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