股関節がどこにあるか、ご存知ですか? 股関節は、日常の全ての動作に関わっている大切な部分です。歩いたり、立ったり、座ったり、階段を上ったりといった動作は、股関節がうまく動くことで初めてスムーズに行われます。 ゴルフや野球のスイングをする場合に基本となるのも、実は股関節の動きです。股関節がうまく動かないと、腰もスムーズに回転しないのです。 日常の全ての動作に深く関わっている股関節。どこにあるか、ご存知ですか?「股」という字を書くくらいだから股の辺りではと思っておいでの方も多いようです。しかし、股関節はお尻に近い辺りにあります。太ももの骨が骨盤と接する部分の関節が股関節です。 股関節の動きが悪くなった時の4つのサイン 日常の全ての動作に関わっている股関節。股関節の動きは、加齢とともに徐々に悪くなります。股関節自体が硬くなってくることと股関節を支える筋肉が弱ってくることが原因です。 股関節の動きが悪くなると、次のような症状が現れるようになります。 1.歩幅が狭くなって、大股で歩こうとすると抵抗感を覚える 2.ちょっとした段差につまずいたり、平らな所でもつまずいたりする 3.椅子から立つ時、机や膝に手をついてしまう 4.階段が上りづらい、階段を上る時に滑らかに足が上がらない 股関節の痛みは病気以外の原因でも生じます 股関節の動きが悪くなり始める50~60代。骨密度が低下したり、筋肉の量が減少するにつれて、股関節への負担が大きくなって日常のちょっとした動作でも痛みが生じるようになります。 股関節の痛みというと、変形性股関節症や関節リウマチといったものから生じると思っている方も少なくないようですが、股関節に痛みを感じるケースの多くはそういった名前の付く症状以外に原因があります。 特に多いのが悪い姿勢から股関節に負担がかかって痛みが生じるというケース。 猫背で背骨の湾曲が増える傾向にある人は、股関節に負担がかかりやすいとされています。片足に体重をかけやすいという方も、体重をかける癖がある方の股関節に痛みが生じやすくなります。また、片足を怪我した場合には、どうしても怪我した足をかばってしまいます。怪我していない方の足に体重がかかってしまうため、その方の股関節に痛みが生じることが多いようです。 股関節の痛みが現れたら・・・ 階段や坂を上るのが辛い、立ち上がる時に痛い、歩き出しに痛みを強く感じる、歩き出しには片足を引きずったような歩き方になってしまう、骨がゴリゴリとずれるような感覚がある。こうした症状は股関節の痛みから現れるものです。 こうした症状を放っておくと、からだの他の部分にも悪い影響が出てきてしまいます。症状が軽いうちに一度整体や接骨院、カイロプラクティックなど、近くの治療院に相談に行くといいでしょう。 まとめ 日常の全ての動作に関わっている股関節。股関節の動きは加齢とともに徐々に悪くなります。椅子から立つ時に机や膝に手をつく、階段が上りづらいというような状態が現れたら、股関節の動きが悪くなっている証拠です。 痛みを感じるようになってきたら日常生活で姿勢を正すように心がけたり、早い段階で治療院に行くようにするといいでしょう。
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