恥骨痛の原因1:内転筋に柔軟性が欠ける 妊婦さん自身は、恥骨が痛いと勘違いされますが、太ももの内側には内転筋群という筋肉の集合体があります。 その筋肉の始まりが恥骨筋に代表されるように恥骨部から始まっている筋肉があります。 これは、内転筋が何らかの理由で疲労し、萎縮を起こした結果、内転筋に柔軟性が欠けるために動きをともなった時に上手く筋肉が伸びることが出来なく恥骨に響くために恥骨が痛く感じることがあります。 恥骨痛の原因2:円靭帯痛 また、もう一つは「円靭帯痛」です。 子宮はこの円靭帯によって固定されていますが、円靭帯は左右1本ずつあり、卵管の付け根近くの筋層から始まり、恥骨という骨盤の骨に終わっています。 もともと数センチくらいしかなかった円靭帯は子宮の発育とともにぐんぐん引き延ばされていきます。 そしてこの円靭帯、最終的にどれくらいの大きさになるかご存じですか? なんと、30センチほどになるのです。 特に妊娠15週くらいから25週くらいまでは急激に子宮のサイズが大きくなる時期ですから、急激に伸びたときは付着部位でもある恥骨に痛みを感じる場合もあります。 まとめ 「ホルモン」+「筋肉柔軟性欠如」=「恥骨痛」が発生します。 又は、急激な発育による「恥骨痛」が発生します。 【妊娠してから辛い痛みをお持ちの方】 まずは妊娠中の痛みに関係がある 「リトラキシンホルモン」について知ってみましょう。(詳しい説明は>>こちら) 産前・産後の筋肉&骨盤ケア 著者:山田 守寿 出版社:現代書林 筆者プロフィール 山田 守寿 NPO法人日本マタニティ整体協会代表理事 マタニティ整体スクール代表 山田整体院(幸田町) マタニティ整体名古屋店 院長 愛知県蒲郡市生まれ、愛知県額田郡幸田町在住。 妻の妊娠を機に、当時誰も行っていなかった妊婦整体を始める。 独自の「マタニティ整体」を開発し、産前・産後のママさんたちに安心・安全な技術や知識を提供すべく、痛みの改善「マタニティセラピスト」を育成している。
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筆者プロフィール
山田 守寿
NPO法人日本マタニティ整体協会代表理事
マタニティ整体スクール代表
山田整体院(幸田町) マタニティ整体名古屋店 院長
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