こんにちは 国際中医師の梶村です ところでみなさんは顎関節症に鍼灸治療がとても効くことをご存知ですか? 顎関節症はあごの関節に炎症が起こって、噛む時にがくがくと雑音がしたり、痛くて噛むことができなくなり、ひどくなると口を開けることが出来なくなる疾患で、歯をくいしばったり、寝ている時に歯ぎしりをする人がなりやすく、20才~30才の女性に多い疾患です。 顎関節症になると、何科を受診すればいいのか分からずに放置 → 重症になってから歯科受診 → マウスピースや赤外線治療 → 症状に改善なく → 大病院の口腔外科を紹介され → 開口訓練や行動療法 → 痛くて辛い治療を長期間行う…このようなケースが多いのです。 「2年以上治療に通っている」「治らないので諦めている」という方々が、たまたま寝違いや頭痛などで当院を訪れ、「それだったらついでに顎関節症も治療しましょう」ということで治療するケースがほとんどですが、 「鍼灸治療で治るなんて知らなかった」「もっと早く鍼灸治療に来たら良かった」と皆さん驚くほど早く症状が改善します。 顎関節症を治療するツボを3つお教えしましょう 【聴宮(ちょうきゅう)】 外耳道の入り口にあるぷっくりした出っぱりの顔面側にあるツボです。口を開けるとくぼみができるので、そのくぼみの中に取ります。 【翳風(えいふう)】 耳たぶの下で、顎と首の間のくぼみに取ります。 【頬車(きょうしゃ)】 顎の角から耳に向かって中間にある筋肉のくぼみに取ります。 この3つのツボはとてもデリケートなので強く指圧したりしないようにして、ご家庭にあるつまようじなどでチクチクと各30秒ほど軽く刺激してください。(ケガの無いように願います) まとめ 顎関節症は治らないと諦めている人が多いですが、鍼灸治療ならその場で完治することもしばしばあるほど効果的ですので、顎関節症と診断されたら鍼灸治療を是非思い出してください。 筆者プロフィール 梶村英男 梶村鍼灸整骨院院長国際中医師、鍼灸師、柔道整復師、ケアマネージャー、 チャイルドボディーワークセラピスト 高校時代に部活動の軟式テニスで腰痛症になり、整骨院へ通院した経験から治療家を志し、卒業後に行岡柔道整復専門学校へ進学、大阪鍼灸専門学校卒業時に大阪府知事表彰受賞し、平成2年に現在の大阪府藤井寺市に梶村鍼灸整骨院を開設。 25年にわたり地域医療に根ざした治療活動を展開。現在では中医鍼灸治療と極細鍼治療の普及活動を精力的に行っており、業界誌『鍼灸ジャーナル』に「心に残る症例」、『医道の日本』に「5分の置鍼で治った五十肩の症例と仮説」が掲載され論文やコラム多数執筆。来年1月発売予定の「腰痛解消!神の手を持つ15人」(現代書林)の一人に選ばれている。
筆者プロフィール
梶村英男
梶村鍼灸整骨院院長
国際中医師、鍼灸師、柔道整復師、ケアマネージャー、
チャイルドボディーワークセラピスト
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