正しい姿勢座り方ができていない人は、体の中心でバランスをとることができません。こういう人は、背筋や腹筋の不自然な使い方のクセがついています。偏った筋肉の使い方をしていると、体の真ん中にある骨盤の向きまでゆがみ、体にさまざまな不調もおこるようになります。 日常の姿勢が体のゆがみを招く 整骨院やマッサージサロンでは、腰周りの筋肉をほぐす骨盤矯正メニューが人気です。骨盤を正しい位置に整えてもらうと、腰痛や冷えがまず改善されます。人によっては、このおかげでむくみが取れ、ぽっこりお腹がへこむなど、ダイエット効果がでることもあるようです。 ですがプロの手を借りなくても、日常の姿勢に気をつけるだけで骨盤はリセットすることもできます。 立っているときに気をつけること 立っているときに正しい姿勢をとるコツは、体の中心に1本の柱が通っているイメージをもつことです。耳、肩、腰、足首の4点が、縦の一直線上に並んでいるような姿勢を心がけましょう。 体のゆがんでいる人は、背中を丸めた猫背や、背中を反らしてお腹を突き出した姿勢を無意識のうちによく取っているはずです。正しい姿勢で立つ習慣ができると、腹筋と背筋が均等に使えるようになり、骨盤の位置も自然に整ってきます。 事務仕事が多い人はここに気をつけよう 仕事などで座る時間の長い人は、正しい座り方も身に着ける必要があります。このときも、耳、肩、腰までが床に垂直に一直線上に並んでいるように意識すると、筋肉に不自然な力のかからない正しい座り方ができます。 背筋の弱い人は、背もたれに寄りかかったり、首を前へ突き出したりしがちです。こうした姿勢は骨盤周辺の筋肉に負担をかけるため、腰のこりやしびれの原因になります。人によっては、首や肩にこりが出ることもあるでしょう。 正しい座り方を習慣づけるためには、たとえば職場でパソコンの画面の位置を上げると効果的です。画面が目線の高さにくるように、パソコンの置き方、机や椅子の高さを調節しましょう。 まとめ 腰周りの筋肉を安定させ、体の不調を遠ざけるには、正しい立ち方座り方を日常生活の中で身につけることが大切です。正しい姿勢イメージを生活習慣に取り入れることができれば、ゆがまない体が自然に手に入ります。 腰の筋肉と骨格をプロの手で一時的に整えてもらっても、普段から正しい日常動作ができていないと、体はすぐに元に戻ってしまうでしょう。 体のゆがみを正すために重要なことは、家の中だけでなく、オフィスの中や電車の中でも、正しい姿勢のイメージを常にもち、生活習慣を改善させることです。
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