パソコンやスマホの使用が日常化している現代人にとって、コリによる首の痛みは当たり前のように考えられがちです。 もはや、深刻な症状として考えられることはほとんどなく、症状に慣れてしまっている人も多いものです。 しかし、コリのよる首の痛みは、放っておくとコリ以外にも、他のトラブルを引き起こすことがあるので注意が必要です。 コリによる首の痛みは筋肉の疲れから 慢性的な首の痛みを感じたら、筋肉の疲れによって起こるコリだと思った方が良いでしょう。 私たちの頭は重さにして、体重の8%~15%あるといわれています。これは体重が50キロの人だと、約5キロほどある計算になります。 5キロ入りのお米を実際に持ってみると結構な重さがあることがわかるでしょう。首は常に頭の重みを支えているのです。 さらに、パソコンやスマホの使用で腕を動かしている時には、腕のみの筋肉を使っている訳ではありません。 実は、腕から肩や首を結ぶ筋肉まで使っているので、当然首は筋肉の疲れが起こりやすくなります。 頭痛の原因はコリによる首の痛みにあるのかも! もし今現在頭痛に悩まされているのだとしたら、原因はコリによる首の痛みにあるのかも知れません。 そもそも、筋肉の疲れによるコリは、血液の流れが滞っている状態だといわれています。 心臓から頭に向かう間で通る首で血液の流れが滞ると言うことは、脳にも血液が行き渡りにくくなると言うことです。 ですので、老廃物が蓄積して、慢性的な頭痛が起こることがあります。 コリによる首の痛みは薄毛に関係していることも! まさか、コリによる首の痛みが、外見にまで影響するとは思わないでしょう。 しかし、心臓から頭に向かう血液は脳や頭に限らず、髪の毛にも栄養や酸素を届けています。 ですので、首で血行不良が起こると、髪の毛を生成するのに十分な栄養が供給できず、薄毛になってしまう可能性があります。 髪の毛は他の場所以上に不調が起こりやすい場所で、もし最近髪の毛が薄くなったように感じれば注意が必要です。 コリによる首の痛みを改善する肩の上下運動 コリによる首の痛みを改善するためには、簡単な肩の上下運動を習慣にするのが効果的です。 まずは、脚を肩幅ほどに広げて立ちます。 両腕は脱力状態で、両肩のみを天井に向かって引き上げます。 しっかりと上まで引き上げたら、ゆっくりと時間をかけながら両肩を下ろしてください。 この運動は1日15回、余裕がある人は1日20回を目安に頑張ってみてください。 肩の上下運動では肩を耳に向かって斜めに引き上げるのではなく、真上に向かって真っすぐ引き上げることを意識してみてください。 まとめ コリによる首の痛みは、耐えられないほどの激痛があったり、日常生活に支障が出てしまうといったことは少ないですが、だからこそ、不快な症状でも当たり前のことのように、耐えてしまう人も多いものです。 しかし、頭痛や時には薄毛の原因にもなることがあります。 出来る範囲で今回ご紹介した肩の上下運動をするなど、自分自身でセルフケアをするなど工夫して、不快な症状を予防・改善していくことが大切です。
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