座骨神経痛は、私たちの体の中でももっとも太い下半身の神経で痛みを感じる症状です。 では、この坐骨神経痛はどんなことが原因で起きるのでしょうか。 いくつかの症状をみていきましょう。 座骨神経痛の原因の1つは腰椎椎間板ヘルニア! 座骨神経痛の原因としてもっともよく知られているものに、腰椎椎間板ヘルニアが挙げられます。 私たちの背骨を構成している椎体間には、「椎間板」と言う外力からの衝撃を軽減するクッション的役割を果たす軟骨があります。 腰椎椎間板ヘルニアはこの椎間板の中身が何らかのダメージで飛び出して、周辺の神経を圧迫するものです。 若い方でも長時間の同じ姿勢、重い荷物の持ち運びなどで腰に大きな負担がかかると、発症してしまうことがある症状です。 高齢者の座骨神経痛の原因は腰部脊柱管狭窄症かも! 座骨神経痛の原因として、腰部脊柱管狭窄症も腰椎椎間板ヘルニアと同じくらい知名度が高いものです。 この症状の名前にある「脊柱管」は背骨の中央に位置しており、管の中に脊髄や他の神経が通っています。 腰部脊柱管狭窄症は脊柱管が細くなって、周辺にある馬尾神経を圧迫して下半身の痛みや痺れが起こる症状です。 老化現象による腰椎の変形で起こることが多い症状で、特に高齢者は注意が必要です。 変形性腰椎症が腰部脊柱管狭窄症を引き起こしていることも! 座骨神経痛の原因には、変形性腰椎症が関係していることもあります。 先に腰部脊柱管狭窄症の説明で述べたように老化現象によって腰椎が変形することがあり、これが変形性腰椎症の原因として考えられます。 若い方でも油断は禁物で長時間の同じ姿勢、ハードな運動などで腰に大きな負担をかけることで変形性腰椎症を発症することがあります。 ちなみに、変形性腰椎症は腰部脊柱管狭窄症を引き起こすこともありますので、注意が必要です。 腰への負担を軽減して血行を促すことが座骨神経痛の改善法! 座骨神経痛の原因のほとんどが、腰への大きな負担です。 ですので、座骨神経痛を改善するためには、原因となる腰への負担を軽減することです。 長時間同じ姿勢で過ごすことは避けたり、重い荷物持ちやハードな運動を控えたり、体重管理を適正に行うことも症状の改善に大切なことです。 この他には、腰周辺の筋力を高めたり、患部を温めて血行を良くするために温かい服装や半身浴を心掛けたりすることも良い対策になります。 まとめ 座骨神経痛の原因には、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰部脊柱管狭窄症などの様々な症状が原因となっていることが多いものです。 いずれも加齢による腰椎の変形や筋肉の衰え、長時間の同じ姿勢、ハードな運動などによる腰への負担が関係しています。 だからこそ、座骨神経痛を改善するためには、腰への負担を軽減すること、温めて血行を促進することなどの対策を行うと良いでしょう。
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