女性には、自律神経失調症の症状に悩まされる人が多いと言われています。 生理が近づいてくると、毎月のように精神的な不安やイラつきなどの症状を経験する人もいるでしょう。 中には、倦怠感や頭痛などで、仕事や家事も手に付かないと言う人もいるかも知れません。 このような自律神経失調症による不快な症状は、一体どのように対策したら良いのでしょうか。 自律神経も女性ホルモンも、大脳の視床下部の働きが関係している! 自律神経失調症の症状に女性ホルモンが関与しているのは、どちらにも大脳の視床下部の働きが関係しているからです。 女性ホルモンのバランスが大きく変化すると、自律神経が乱れやすく不調が生じやすくなります。 ちなみに、女性ホルモンのバランスが大きく変化しやすい時期には、思春期以外に妊娠や出産、更年期などがあります。 これらの時期の心身の不調には、「マタニティブルー」、「産後うつ」、「更年期障害」などの言葉も存在するくらいですので、特に注意が必要です。 思春期は極端な運動や食事制限に注意! 思春期は単に初潮を迎えるだけではなく、女性ホルモンの分泌が増え始める時期です。 ただ、異性が気になり始める時期でもあることから、ダイエットのための極端な食事制限に走る人が多いのが現状です。 また、部活動でハードな運動が習慣になっていて、ホルモンバランスが崩れる人もいます。 思春期の自律神経失調症の症状を予防するためには、しっかりと1日3食バランス良く摂取し、運動は適度に休みを取ることが大切です。 成人してからは上手なストレス解消法を身に付けること 成人して女性ホルモンのバランスが安定してきても、自律神経失調症の症状が起こることがあります。 この場合、ストレスや疲労が過度に溜まっていて、ホルモンバランスが崩れている可能性があります。 自律神経失調症の症状を予防するためには、仕事や家事、育児以外のリラックスタイム、休日の過ごし方を考えてみるのが良いでしょう。 十分な睡眠を心掛ける他、習い事をしたり、趣味の活動をしたり、ランチやディナー、ショッピングなどに出掛けたりして、気分転換するのも良いでしょう。 更年期になったら生活習慣や食生活の見直しを! 更年期障害による自律神経失調症の症状の原因は、主に女性ホルモンの中でもエストロゲンの極度な減少です。 誰もが経験する症状とは言え、やはり生活習慣や食生活の送り方次第で、症状の重さは変わってきます。 不規則な生活リズム、偏食などは、ますます自律神経のバランスを崩しやすくなります。 適度な運動を心掛けて、気分をリフレッシュするのも効果的です。 まとめ 女性に多い自律神経失調症の症状は、ホルモンバランスによるものだと、仕方ないものだと思われがちです。 しかし、日常生活の送り次第で、症状が軽減できる場合もあります。 ですので、健康的な生活の基本として、まずは生活習慣や食生活を見直すところから対策を始めてみるといいでしょう。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします