つらい慢性の腰痛で悩んでいる人は、専門の外来のある病院へ行くという選択肢があります。 腰痛は悩む人が多いわりに、完治させることの難しい疾患です。 腰痛の専門外来にはさまざまな症例をみてきた腰痛のスペシャリストがいます。 ここで精度の高い検査や、最先端の治療をうければ、長い間の腰痛の悩みから開放されるかもしれません。 腰痛専門の外来とは? 腰痛の専門外来では、腰の症例を専門的に治療してきた、経験豊かな医師や指導医が勤務しています。 ほかのクリニックでの腰痛治療に効果のみられない人たちが、こうした専門外来を受診することが一般的です。 一般の整形外科では使われない特殊な検査や治療法が、専門外来では採用されることもあります。 このため一部の精密検査や高度医療技術を使う手術などには、健康保険が使えず自費診療になる場合もあります。 専門外来を受診するメリット 専門外来を受診するもっとも大きいメリットは、いつまでも治らないつらい腰痛の不安や悩みに対して、専門医が的確に答えてくれることです 治療ではなく、セカンドオピニオンとしての診断だけを求めて専門外来を受診しても構いません。 腰痛の専門外来では、脊椎、神経、腰の筋肉の検査結果を、専門家が豊富な経験を基に総合的に判断します。 骨粗鬆症や神経痛の専門家がいる専門外来もあります。各分野のスペシャリストが意見を交換し、症状の背後にある原因や最善の治療法をつきとめることができるのが専門外来です。 それまでの治療ではなぜ効果がなかったのか、もっと効果のある治療法はないのかと悩んでいる人は、専門外来を受診してみるといいでしょう。 どんな腰痛でも専門外来で治療できる? 急性であれ慢性であれ、腰の疾患であれば腰痛の専門外来を受診することができます。 ただ初めて病院へ行くときは、専門外来ではなく、整形外科や治療院を選ぶのが一般的でしょう。 整形外科では、MRI画像診断、CT画像診断、レントゲン画像診断などの検査を受けることができます。もちろん、病院の大きさや規模によって設備は変わってくるのでこれら全ての検査を受けられるとはいれませんが、腰痛の原因を知る上で必要な基本的な検査をうけることができるからです。 専門外来ではより詳しい画像診断ができますが、その分検査費用が高くなることがあります。 最初は近くの整形外科を受診し、より高度な治療を希望する場合は、その診断結果をもって専門外来を受診するのが一般的です。 また内臓疾患が原因の腰痛の場合は、腰痛の専門外来ではなく、内科を受診しなければいけません。
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