通常痛みを感じないはずの顎関節が痛いのは、まず何かの異常を疑いたくなるでしょう。 確かに、顎関節症の3大症状として、顎の音、口の開きが悪いことの他、顎関節の痛みが含まれています。 では、顎関節症の症状やその原因について見ていきましょう。 顎を動かした時に痛むのは顎関節症の症状! 顎関節が痛いとき、まず疑われるのが顎関節症です。 顎関節だけではなく、関節周辺の頬、もっと酷い方だとこめかみまでもが痛くなることもあります。 顎関節が痛いと感じるのは主に顎を動かした時で、食べ物を噛んでいる時や話している時、口の開閉をしている時などです。 逆に、このような顎の動きとは無関係に痛みを感じる場合には、他の原因を疑った方が良いかも知れません。 痛み以外に口の開閉がしにくい場合も顎関節症の疑いが! 顎関節症の症状には顎関節が痛いこと以外に、口の開閉がしにくいことも挙げられます。 通常は口を縦に開くと指3本を入れることが出来るのですが、顎関節症になると明らかにそれよりも口の開く範囲が狭くなります。 顎関節が痛いから口が開かないことも、顎関節の異常で口が開かないこともあります。 また、顎関節の異常による歯列間の隙間が生じて、口を完全に閉じることが出来なくなることもあります。 顎関節の音や噛み合わせの変化も顎関節症の症状! 顎関節症の症状として、特に痛いと感じなくても顎を動かした時の音が感じられることもあります。 耳の前付近で「カクンカクン」と言う音を感じることもあれば、「ミシミシ」とか他の音を感じることもあります。 ちなみに、音だけの症状の場合には顎関節症の予備軍の段階で、顎関節症を発症していないことがあります。 また、顎関節、筋肉などの異常で顎の動きが変化し、噛み合わせにまで変化が感じられることもあります。 顎関節症の原因には噛み合わせ以外に生活習慣や癖もある! 顎関節症の原因として多くの方が考えるのが噛み合わせの悪さですが、実際には噛み合わせが本当に原因かは定かではないようです。 顎関節症の原因としてもっとも多いと言われているのは、顎関節に極度の負担を与える歯ぎしりや食いしばりなどです。 さらに、精神的なストレスや緊張、力仕事、仕事に熱中することなどが、歯ぎしりや食いしばりなどの原因になりやすいものです。 他には、うつ伏せ寝、頬杖、左右どちらかに偏った噛み方などの癖も、顎関節症の原因として考えられます。 まとめ 顎関節が痛いと感じる顎関節症の症状には、他に口の開閉がしにくかったり音がしたりなどもあります。 ただ、音がするだけで他の症状は特に無いと言う方は、まだ顎関節症の予備軍である可能性が高いです。 ですので、顎関節症を本格的に発症する前に対策して予防しましょう。 顎関節症の原因としては生活習慣や癖などが関係していることが多いですので、対策としてはこれらを見直すことから始めるのが良いでしょう。
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