自律神経失調症で睡眠障害に陥っている人は、非常に多いものです。 「夜寝つきが悪い。」とか「朝起きた時にスッキリしない。」などと言う、悩みを抱えている人はいませんか。 果たして、これらの悩みを自身で改善することは可能なのでしょうか。 自律神経失調症による睡眠障害は、就寝時、睡眠の途中、起床時に起こる! 自律神経失調症による睡眠障害には、3つの種類があります。 まずは、なかなか眠れずに寝付くまでに時間のかかる、就寝時の睡眠障害があります。 それから、眠れても起床までの間に目が覚めてしまう、睡眠の途中の睡眠障害があります。 起床時までは眠れているのに、朝早く目が覚めてしまう、起床時の睡眠障害があります。 自律神経失調症の人は、これらのうちのいずれか、あるいは全ての睡眠障害が起こりやすいです。 自律神経失調症による睡眠障害は、交感神経の興奮が原因! 自律神経失調症は、名前からも分かるように、自律神経のバランスが乱れて、睡眠障害や心身の様々な不調が起こるものです。 自律神経失調症の人に睡眠障害が起こりやすい原因としては、交感神経の過度な興奮が考えられます。 交感神経は昼間の活動時に活発に働くもので、本来なら夜の睡眠時は副交感神経が優位に働いているはずです。 ですので、睡眠障害を改善するためには、睡眠時の交感神経の興奮を抑える必要があります。 カフェインの摂取は控えて、就寝の3時間前から寝る環境を整えること 自律神経失調症による睡眠障害を改善するためには、まずカフェインを控えめにするところから始めてみると良いでしょう。 カフェインには心身を興奮させる作用があり、時には睡眠まで妨げてしまうことがあります。 少なくとも半年以上はカフェインの摂取を控えて、様子を見てみるのがお勧めです。 また、寝付くまでの時間のかかる場合には、就寝の3時間前からテレビやパソコンを控えて、脳を落ち着かせましょう。 間接照明にして若干暗くした部屋で就寝までの数時間を過ごすのも、睡眠障害の改善に効果的です。 昼間の疲労やストレスも睡眠障害の原因になる! 自律神経失調症による睡眠障害は、昼間の活動に原因が潜んでいることもあります。 仕事に熱中しすぎたり、強いストレスや緊張感を感じたり、ハードな運動をしたりなどはしていませんか。 これらの活動は交感神経を過度に興奮させて、夜まで興奮が落ち着かなくしてしまうことがあります。 「テレビのスポーツ観戦やドラマくらいなら。」と思う人も多いかも知れませんが、できるだけ心身を落ち着かせることも、睡眠障害の改善に繋がります。 まとめ 自律神経失調症で交感神経が過度に興奮すると、就寝時、睡眠の途中、起床時などに睡眠障害が起こりやすくなります。 睡眠障害を改善するためには、交感神経を過度に興奮させないようにすることが大切です。 就寝の3時間前から脳を落ち着かせたり、カフェインの摂取やハードな活動を控えて、少しでも心地良い睡眠に繋げましょう。
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