酷い生理痛に悩まされると、「女性ホルモンのバランスが乱れているのかも!」と思う人は多いでしょう。 そのくらいに、生理痛と女性ホルモンは切り離せない関係です。 では、生理痛には、一体どのようなホルモンが原因となっているのでしょうか。 プロスタグランジンの過度な分泌が生理痛の原因に! 酷い生理痛の原因として、まず第一に考えられるのが、「プロスタグランジン」と言う女性ホルモンです。 毎月の生理は妊娠しなかった時に分泌されるもので、必要なくなった粘膜を排出する働きがあります。 プロスタグランジンは子宮内膜で分泌されるホルモンで、子宮を子宮を収縮させる作用で、余分な粘膜を血液と一緒に体外に排出させます。 ただ、プロスタグランジンの過度な分泌は、子宮の収縮まで過度にして、生理痛を強くすることがあります。 初潮を迎えたばかりの時期も、生理痛が酷くなりやすい! 思春期になって初潮を迎えたばかりの時期は、女性ホルモンの分泌が増え始める時期でもあります。 初潮から2~3年の間は、子宮口が狭いだけではなく硬くなっていて未成熟で、粘膜や血液を体外に排出しにくいものです。 そのため、粘膜や血液を必死で押し出そうと、強い子宮収縮が起こりやすくなります。 この時の痛みを強い生理痛として感じることがありますが、数年後には痛みが軽減することが多いので、それほど心配することはありません。 心身のストレスが生理痛を悪化させる! 生理痛の強さには女性ホルモンが関係していますが、心身のストレスが女性ホルモンのバランスを乱すことがあります。 さらに、女性ホルモンのバランスの乱れが、強い生理痛に繋がることがあります。 また、生理痛が怖いと言う気持ちから、実際にはそれほど痛みのない生理痛でも、強く感じてしまうこともあります。 体の負担を軽減することが、効果的な生理痛対策! 強い生理痛を改善するためには、女性ホルモンのバランスを維持することが大切です。 長時間同じ姿勢でいることの多い人は、数十分置きに姿勢を変えたり、体操をして体を動かすことで血行を促すと良いでしょう。 冬の寒さやエアコンによる冷えも血行を悪くして、女性ホルモンのバランスを乱す原因になります。 冬は下半身を中心に温かい服装を心掛けて、夏でもエアコンの効いた部屋では冷え対策を忘れないようにしましょう。 まとめ 強い生理痛には、「プロスタグランジン」と言う女性ホルモン、思春期の未成熟な子宮などが関係しています。 女性ホルモンのバランスには心身のストレスが原因となることがあり、生理痛に対する恐怖心が生理痛を悪化させることもあります。 生理痛を緩和するためには、生活習慣に注意していくことが大切です。
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