肩こり、腰痛の原因として「骨盤がゆがんでいる」「背骨が曲がっている」などと言われることがあります。 その際にゆがみを取るような施術をすることもあると思います。 しかしそもそもなぜゆがんだのでしょうか? 原因はいくつかあるかと思いますが意外な原因を一つ書きたいと思います。 唯一地面と接地しているところ 身体を支えている骨や筋肉はたくさんあります。しかし実際に地面に接地して体重を分散させているのは『足の裏』だけです。 片足の面積が約160平方センチメートルと言われています。小型のアイロン程度ですね。そのうち現代人が使えているのがその半分と言われています。 ゆがみの原因 ひとつ想像してみてください! もし画鋲を踏んでしまったあと足の裏は痛いですよね。その後の歩き方はどうなりますか? きっといつものような歩き方ではなく、痛い方の足をかばいながら歩くと思います。 その歩き方が続くと、そのアンバランスさを補おうと身体が反応し、他の部位をゆがめてバランスを取ります。これが定着しゆがみの原因となります。 足裏の悩み うおの目、タコ、巻き爪、深爪、肥厚爪、角質、あか切れなど、意外と多くあります。 うおの目 うおの目とは5~10mm程度の大きさで、皮膚を守っている角質が厚くなり、中心に硬い芯ができます。指の付け根に出来ることが多いです。 足に合わない靴や高いヒールを履くことで同じところに何度も摩擦や圧力が掛かり皮膚が身体をまもろうと角質を厚くします。 タコ 基本的にはうおの目もタコも同じですがタコには芯がありません。皮膚表面が硬くなっているだけです。 しかし放っておくと、さらに硬くなり中心に芯を作りうおの目になります。 巻き爪、深爪 実は巻き爪で悩まされている方は人口の約10%にもなります。ではなぜ巻き爪になるのか? ズバリ「切り過ぎ」です! 深爪をした上に幅の狭い靴(ヒールなど)などで横から圧力が掛かり爪が肉に食い込みながら伸びます。 そして痛いので、それを除こうとまた深く切ります…この繰り返しがひどい巻き爪への入口となります。 足の爪は本来、爪の白い部分を1ミリほど残し四角く切るのが正しい切り方です。 肥厚爪 年齢とともに身体の水分量が少なくなり爪はタンパク質が主なので水分が減ると硬くなり分厚くなります。 分厚くなるとそれだけで靴などの圧迫を強め、また水分が少ないために割れやすくなり、感染を起こしたりして痛みが出ることがあります。 角質、あか切れ 角質がたまり肌が乾燥してくると、皮膚の角質層の分厚くなった部分に亀裂が生じ、内部が赤く見えたり出血したりします。これをあか切れと言います。 原因としてはや寒さなどのために血行が悪くなり角質が分厚くなり、そこに踏ん張った時などに体重が掛かり、皮膚が弾けるように裂けます。 大切なことは余計な角質を除去したり保湿するなどしてケアすることです。 プロのケア 足は目から一番遠く、特に足の裏をまじまじと見ることはないと思います。そのためケアがおろそかになりやすい部位でもあります。 身体に表れたサインだけに目を向けずに根本を探しケアしていきましょう! 当院では爪を含めたフットケアのスペシャリストをご用意してお待ちしております。 一色浩太 つるのこころ治療院院長(鍼灸按摩マッサージ指圧師) 一般社団法人 まほろば東京融合療法研究会付属施術所 所長 中国上海中医薬大学 解剖学短期研修修了 枇杷葉温圧療法 師範 (福寿弁天秘法 濱田家直系) 治療の主役は「あなた自身」です! 人には自らを治そうとする自己治癒力があります。その力を最大限に引き出し、整えてあげることで症状に対して根本的な側面からアプローチしていきます。 また東洋医学では病気になる前に治療や養生をして未然に防ごうということを「未病知」といいます。当院はこの病気になる前の"予防"にも力を入れ、根拠のある施術、指導を行っていきます。
一色浩太
つるのこころ治療院院長(鍼灸按摩マッサージ指圧師)
一般社団法人 まほろば東京融合療法研究会付属施術所 所長
中国上海中医薬大学 解剖学短期研修修了
枇杷葉温圧療法 師範 (福寿弁天秘法 濱田家直系)
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