「妊娠したら肌荒れが起こり始めた。」と言う女性は、きっと多いでしょう。 妊娠中は体調的にも精神的にも様々な変化が起こりやすいのですが、肌の調子も決して例外ではないようです。 妊娠中の肌荒れは、なぜ起こるのでしょうか。 今まで通りのスキンケアで、対策は可能なのでしょうか。 妊娠中のホルモンバランスの変化が肌荒れの原因! 妊娠中は、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌が多くなります。 プロゲステロンは、子宮を赤ちゃんの成長しやすい環境へと導くための女性ホルモンです。 妊娠を継続するためにどうしても必要なホルモンですが、肌の水分バランスを崩して肌荒れの原因にもなるホルモンなのです。 出産までの約10ヶ月間はプロゲステロンの分泌が多いですので、いつも以上に念入りな保湿ケアが必要です。 妊娠中の栄養状態も肌荒れを引き起こす原因! いつもは独り占めしていた水分や栄養が、妊娠中は赤ちゃんに多く行き渡りやすくなります。 ですので、お母さんのために使われる水分や栄養は限られており、肌荒れなどのトラブルが起こりやすくなります。 また、妊娠中はつわりや他の体調不良が起こりやすく、食生活のバランスが乱れることもあるでしょう。 食べ物の好みが変化して、気付いたら特定の食べ物ばかりをひたすら食べていたり、食欲が無くなってしまう人もいます。 特に脂肪分や糖分の多い食品の過剰摂取は、ますます肌荒れを悪化させる原因になりますので注意が必要です。 ビタミンやミネラル、水分の摂取で肌の代謝を良くすること 妊娠中と言えども、栄養状態が肌に反映されやすいのは、通常とは変わりません。 しかし、ホルモンや栄養状態の変化が起こりやすい妊娠中は、ますます肌荒れのようなトラブルとして表れやすいものです。 対策としては栄養状態を良くすることですが、食事では肌の代謝を促進してくれるビタミンやミネラルを、意識的に摂取するのが良いでしょう。 水やお茶などの糖分の少ない飲み物で、こまめに水分補給を心掛けるのも効果的です。 低刺激のスキンケア用品を使うこと 普段は何でもない刺激が、妊娠中に限っては肌の刺激になって、肌荒れを起こすことがあります。 妊娠中は肌が敏感になりやすく、通常の化粧品やスキンケア用品に刺激にも敏感に反応してしまうことがあります。 気になる症状が出てきたら、毎日使用する化粧品、石鹸類などは、敏感肌用に切り替えてみるといいかもしれません。 石鹸を使用する時には、泡立てネットでよく泡立ててから肌に付けるようにするといいでしょう。 まとめ 妊娠中はホルモンバランスや栄養状態の変化で、肌荒れが起こりやすいものです。 つわりの時は食べられるものが限られてしまう方も多いですが、肌のバランスを整えるためには、出来る範囲で肌の代謝を良くする栄養摂取を心掛けることが大切です。 毎日使用する化粧品、石鹸類なども、敏感肌用の刺激の少ないものに変えてみるのも良いでしょう。
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