「基礎代謝を高めると、高いダイエット効果が期待できる。」などとよく言われています。 基礎代謝は運動する時に消費されるカロリーとは別で、生命活動を維持するために何もしなくても消費されるカロリーのことを言います。 基礎代謝は消費カロリーの70%近くを占めていますので、基礎代謝を高めることは効率の良いダイエットに繋がります。 では、基礎代謝を上げるためには、一体どうすれば良いのでしょうか。 基礎代謝を高めるためには、筋肉を増やすこと 基礎代謝を高めてダイエット効果を手に入れるためには筋肉が必要ですが、筋肉はただ運動をしているだけではできません。 筋肉の元となるタンパク質を取りながら運動を行うのが、効果的です。 ただ、タンパク質は脂肪分の多い動物性タンパク質で摂ってしまうと、かえって肥満を悪化させる原因になります。 脂肪分の少ない赤みの肉、鶏のささみ、そして魚類などで、カロリーを抑えながら上手に摂取しましょう。 よく噛んで食べることも基礎代謝アップに! 「よく噛んで食べると、ダイエットになる。」と言いますが、よく噛んで食べることは基礎代謝を高めることにも繋がります。 私たちの体では、体内に取り入れた食べ物の消化のたびにエネルギーが使われて、熱が発生することで体温を維持しています。 よく噛んで食べるほど、消化に使われるエネルギーも、発生する熱も多くなります。 今までよりも噛む回数を増やすだけではなく、食物繊維が多くて若干固めの野菜や果物、全粒粉パンなどを意識的に取り入れてみるのも良いでしょう。 こまめに水分補給を行うこと 「水分補給と基礎代謝は関係あるの?むしろ、水分で体重が増えれば、ダイエットにならないのでは?」と思う人もいるでしょう。 しかし、体内に水分を取り入れると一時的に体温が下がり、体温を正常に戻そうとエネルギーが消費されるのです。 ですので、こまめな水分補給は、基礎代謝アップと同時にダイエット効果に繋がると考えられています。 1日に「体重(kg)×40(ml)」を目安に、水分補給を心掛けましょう。 脂肪燃焼効果のあるカテキンを豊富に含んだ、緑茶で水分補給をするのもお勧めです。 ただし、人によって体質の差がありますので、飲み過ぎることでかえって内臓冷やしてしまい逆効果が生まれることも。 よく自分の身体を観察しながら水の量は調整していきましょう。 食事前に適度な運動をするのも効果的! 食事前の血糖値が下がった状態で適度な運動を行うと、基礎代謝アップとダイエット効果が期待できます。 食事前の空腹状態での運動は、肝臓に蓄積した糖分を血液に流れやすくし、肝臓の脂肪を消費しやすくするのです。 食事前に行う運動は、腕立て伏せを20回と言うシンプルなもので大丈夫です。 ちなみに、腕立て伏せ20回では、1日当たり200kcal余分にカロリーを消費できると言われています。 まとめ 基礎代謝は何もしなくても消費しているカロリーですので、基礎代謝を高めると何もしなくてもダイエット効果に繋がります。 ただ、基礎代謝を高めるためには何もしないで良いことはなく、努力が必要です。 主にタンパク質の摂取、よく噛んで食べること、こまめな水分補給、食事前の適度な運動などを心掛けてみると良いでしょう。
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