「最近、肩こりが酷いかも。」と感じたら、自律神経失調症に原因があるのかも知れません。 ストレスや疲労が過度に溜まっていれば、自律神経のバランスを崩している可能性があります。 では、自律神経失調症でなぜ肩こりが起こるのでしょうか。 また、自律神経失調症による肩こりは、一体どのように解消したら良いのでしょうか。 自律神経失調症になると、夜の睡眠中に副交感神経が働かない! 自律神経失調症による肩こりが起こるのには、自律神経の中でも副交感神経が上手く機能しないことが関係しています。 副交感神経は夜の睡眠中に優位に働き、体を回復させる神経です。 私たちの筋肉や血管、その他の機能は昼間の活動で疲労し、夜の睡眠のたびに副交感神経の働きで回復するようになっています。 自律神経失調症で副交感神経が機能しにくくなれば、肩の疲労も回復しにくく、肩こりになりやすくなります。 自律神経は半日交代でバランスを取っているもの 自律神経失調症になると、よく「交感神経と副交感神経のバランスが乱れる。」と言います。 実は、私たちの自律神経は、昼間の活動中に交感神経が、夜の睡眠中に副交感神経が優位になるようになっています。 つまり、交感神経と副交感神経は、大体半日交代でバランスを保っているのです。 自律神経失調症になるとこのバランスが乱れて、夜の睡眠中でも交感神経が優位に働いて活動モードになったままです。 ですので、なかなか疲労が回復しにくく肩こりになりやすい上に、肩こりを悪化させてしまいます。 質の良い睡眠を十分に取ることが、自律神経失調症の解消法! 自律神経失調症による肩こりを解消するためには、睡眠のリズムを整えることが大切です。 朝には「スッキリした。」と感じるような質の良い睡眠を、十分な時間取れているのがベストです。 質の良い睡眠を取りやすい時間帯としては、午後10時から翌朝2時までのゴールデンタイムが挙げられます。 この時間帯は、体の回復に良いホルモンの分泌が盛んになります。 毎日の睡眠のリズムを整えて十分な睡眠時間を確保するとともに、ゴールデンタイムも意識してみると良いでしょう。 血行を促すと質の良い眠りに! 肩こりになるほどの重症の自律神経失調症に悩まされている人ほど、寝つきが悪い人が多いものです。 こんな人は血行を促すために、適度な運動や湯船に浸かる入浴などの汗を流す活動を取り入れてみると良いでしょう。 適度な発汗は心身のリラックスにも繋がり、夜の睡眠中に副交感神経の働きを優位に導きやすくします。 副交感神経が正常に機能すれば、きっと寝つきが良くなり、朝もスッキリするはずです。 まとめ 自律神経失調症による肩こりの原因のひとつには、副交感神経が優位に働くはずの夜の睡眠時にも、交感神経が活発になることで起こるということが考えられます。 交感神経と副交感神経のバランスを取り戻すためには、睡眠環境を整える必要があります。 適度な運動や湯船に浸かる入浴で心身をリラックスしながら、睡眠のリズムを整えましょう。
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