首の痛みが気になる時には、多くの方は首のストレッチをしてしまいがちです。 しかし、首のストレッチをしても、あまり首の痛みが解消できていないことも多いのではないでしょうか。 実は、首のストレッチには、様々な落とし穴があるようです。 では、首のストレッチが効かない理由、本当に首の痛みを解消してくれる方法について見ていきましょう。 首の痛みを改善するためには、頭部前方移動姿勢を改善すること! 首の痛みに悩まされている人の中には、日常的に悪い姿勢を続けることで、頭が首よりも前に出てしまう「頭部前方移動姿勢」が原因だと言う人が多いです。 頭部前方移動姿勢は、日常的に悪い姿勢を続けることで、頭が首よりも前に出てしまうことです。 ただ首のストレッチを行うだけでは、頭部前方移動姿勢を改善するために必要な筋肉を伸ばせていないのです。 本当に首の痛みを改善するためには、首の土台となる肩の筋肉こそ伸ばす必要があります。 脇挟み体操は、首横の筋肉が硬い人に効果的! 首の痛みの中でも首横の筋肉が凝って硬い人には、こちらの体操がお勧めです。 まずは、手すりや椅子の背もたれなどを脇の下に挟むのですが、高さは肩がすくむくらいに調整してください。 そして、肩を押し上げながら、脇に挟んだものを10秒間床に押し付けます。 この時、あまり力を加えすぎず、8割以下の力でストレッチ感覚で刺激すれば十分です。 回数は、1日3回前後を目標にしてみましょう。 首の前のストレッチに効果的なストレッチ 首の痛みを解消するためのストレッチとして、首の横や後ろのストレッチは実践する人が多いでしょう。 首の前のストレッチは疎かにされがちなのですが、実は首の前のストレッチも首の痛みの解消に大切です。 代表的なストレッチの方法の具体的なやり方としては、まず床の上に正座で座り、両手の平を重ねて胸の真ん中に置きます。 左右どちらの手が上になっても構いません。 次に、背筋を中心に全身を天井に向かって伸ばしたら、上半身を弓なりに反らして10秒程キープします。 この時、顎は軽く引いて上げ過ぎないようにしましょう。 1日3回前後を目標に実践してみましょう。 首から肩までを伸ばすストレッチも効果的! 首の痛みを解消するためのストレッチとして、首から肩までを効率良く伸ばすことのできるこちらのストレッチもお勧めです。 まずは、うつ伏せに寝て、両肘を床に付いて上半身を起こします。 この時肘は肩のちょうど下にくるように置きます。 さらに、胸を前に押し出すようにして、両腕に力を入れて手前に引きます。 このストレッチも、顎を上げ過ぎないように注意しながら、1日数回を目標に実践しましょう。 まとめ 首の痛みの原因は頭部前方移動姿勢であることが多く、やみくもに首のストレッチを行っても効果が実感できないことが多いものです。 頭部前方移動姿勢を改善するためには、上記に紹介したストレッチを実践してみるといいでしょう。 これらのストレッチには、頭部前方移動姿勢の原因となる首の前、肩などの筋肉を効率良く伸ばすことができます。
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