口を開けた時に指2本を縦にして入れられますか? 顎関節に慢性的に不必要な負荷かけている症状を顎関節症と呼びます。顎関節症の症状はいろいろあります。主な症状としては、口を大きく開けられない、顎がカクカクと鳴る、顎を動かす時に痛みがあるといったものです。 顎関節症の症状は顎に直結するものばかりではありません。頭痛や肩こり、耳鳴りの原因になっていることもあります。顎関節症になっているかどうかを判断するおおよその目安は、口を開けた時に指を2本縦にして入れられるかどうかです。もしも、指を2本縦にして入れられないようなら、顎関節症の疑いがあります。 顎関節症になると顎が歪みやすい! 顎関節症になると、多くの人は顎が歪んでくると言われています。顎関節症は、ストレスを無意識のうちに発散させようとして歯ぎしりしたり、歯を食いしばったりしているうちに引き起こされる症状です。歯ぎしりや食いしばりを繰り返すことで噛みしめる筋肉に繰り返し緊張が与えられます。その箇所が疲労して顎のバランスが悪くなるのです。 噛み合わせが悪い人は、噛み合わせの乱れがストレスを招くこともあります。そして、そのストレスが新たな食いしばりを招くという悪循環に陥ることもあります。 顎の歪みから顔全体の歪みに発展することも! 顎の歪みを放置していると、顔の左右のバランスも崩れてきます。物を噛む時に片方で噛む癖がある人は、ことに顎や顔の歪みが生じやすいとされています。通常はよく噛む方の口角が上がり、目尻は下がってきます。 顎の歪みが進むと、笑った時の口角の高さが違う、口を開けた時に歪みが生じるといった状態も現れます。顔の筋肉の歪みを補おうと、全身の筋肉のバランスが崩れて肩こりや頭痛が引き起こされることもあります。 顎の歪みに効く3つのストレッチ 顔の歪みが気になったら、治療院で自分に合ったメニューの治療を受けてみると良いでしょう。歪みが顔全体に広がる前に、簡単にできるストレッチで顎の歪みを治しましょう。 1.通常の大きさのコットンを2枚用意します。1枚ずつ左右の奥歯で噛みます。右、左、両方の順番で噛み締めます。 2.下顎をゆっくり左右に動かします。 3.左右のこめかみを抑えながら、あくびをするように大きく口を開けます。これを10回繰り返します。その後、口を「イー」の形にして顎を左右に10回ずつ動かします。 まとめ いかがでしたでしょうか。 もし、「最近口が開けづらいな。」と感じていて、指を2本縦にして入れられないようなら、顎関節症が疑われます。顎関節症になると、多くの人は顎が歪んできます。顎の開きが悪いかもしれないと感じたら、簡単なストレッチをして顎や顔の歪みが生じるのを防いだり、専門医を受診してみるといいでしょう。
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