年末年始いかがお過ごしでしょうか? 忘年会や大掃除などで身体が疲れている方も多いと思われます。 寒くなってくるとぎっくり腰になる方も増えるので注意が必要です。 実はこのぎっくり腰。正式な名称は腰椎捻挫といいますが、その原因が腰の大腰筋と関係があります。 大腰筋の筋力が低下すると、ぎっくり腰に繋がる 大腰筋は股関節から骨盤、そして腰と肋骨まで伸びている筋肉です。 身体の上半身と下半身とを繋ぐ大切な筋肉です。 大腰筋の主な働きは、骨盤をしっかり起こして支える働きをしています。 つまり大腰筋の筋力が低下すると、骨盤が傾いて背骨が曲がってしまうので、ぎっくり腰や姿勢のバランスが悪くなります。 大腰筋を鍛えると健康増進に良い効果が期待できます 女性が気にするポッコリお腹やウェストのくびれが消失してしまうのも、この大腰筋と関係があります。 大腰筋は身体を支えるコルセットの役割をしている訳ですが、この部分を鍛えていくことで、健康増進に良い効果がたくさんあります。 まず一つ目は便秘の解消です。 大腰筋が弱くなっていると、骨盤が傾き内臓が低下してしまいます。 大腰筋を強化することで、たるんでしまった腸がしっかり安定するためにお腹の排泄機能も活発になると言われています。 同様におトイレが近い人や咳やくしゃみなどで失禁してしまう人は、骨盤を支える基底筋が弱くなっています。 これも大腰筋をしっかりトレーニングする事で、骨盤が正常な位置を保ち、基底筋のたるみにも良い効果を発揮するために、不快な症状の悩みが解消するかたもいます。 大腰筋を強化して喘息の発作がなくなるケースも 私のクライアントさんで長年 喘息を患っていたOさん(37歳女性)は季節の変わり目に、必ず症状をこじらせてしまい、会社を休まないといけない位の慢性的な状態でした。 Oさんが私のオフィスに来て、大腰筋を強化する様々なメニューをやり始めてから半年後。 いつもは11月になると発作がでる時期ですが、今年は一切症状が無く、薬も飲まずに元気で毎日を過ごされております。 これは、大腰筋の付着部が肋骨についており、その場所が横隔膜と靭帯で繋がっているために、大腰筋の緊張が無くなると、喘息の咳や呼吸が楽になる方がたくさんいらっしゃいます。 大腰筋のストレッチに効果的なヨガのポーズや四股の動作 大腰筋のストレッチはヨガでも有名な【木のポーズ】やお相撲さんが行なう【四股(しこ)】の動作でも鍛える事ができます。 健康の要として、身体を支える自然のコルセット 大腰筋をしっかり鍛えるようにしましょう! たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 日本メンターコーチング協会コーチ 手技塾札幌代表 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。
筆者プロフィール
清水真
一般社団法人姿勢道普及協会理事長
日本メンターコーチング協会コーチ
手技塾札幌代表 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター
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