「自律神経失調症になると、妊娠しにくくなる。」と言うようなことを聞いたことはありませんか。 自律神経と妊娠力には、一体どのような関係があるのでしょうか。 また、自律神経失調症を改善して、妊娠力を高める方法はあるのでしょうか。 自律神経失調症は卵巣や子宮に悪影響を及ぼす! 自律神経失調症によって交感神経と副交感神経のバランスが乱れると、血液の流れまで乱れることがあります。 卵巣や子宮などの働きを正常にして妊娠力を高めるためには、36.5℃以上の体温が望ましいと言われていますが、血液の流れが乱れて体温が低いと、限られた熱は生命活動を維持するのに必要な内臓から優先して供給されます。 卵巣や子宮などは熱の供給が後回しになりやすい部分ですので、排卵や生理の不調が起こりやすくなります。 自律神経失調症になると、ホルモンバランスが乱れる! 妊娠するためにはホルモンバランスが正常である必要がありますが、ホルモンバランスは自律神経失調症で乱れることがあります。 自律神経失調症の主な原因はストレスで、自律神経が乱れると体がストレスに対抗しようとします。 それで、女性ホルモンの分泌を促進することは、後回しになってしまいます。 だからこそ、ホルモンバランスが乱れて、妊娠力が低下しやすくなるのです。 リズミカルに深い呼吸をすることで、自律神経失調症が改善できる! 自律神経失調症を改善して妊娠力を高めるためには、お腹を使ってリズミカルに深い呼吸を行うのが効果的です。 まずは、どういう姿勢でも良いですので、背筋を真っ直ぐに伸ばした状態で、鼻から軽く素早くスッと息を吸います。 そして、今度はお腹を少しずつ凹ませながら、口から細長い息を吐き続けます。 息をすべて吐き切ったら数秒間呼吸を止めて、お腹をリラックスさせて、また鼻から軽く素早く息を吸ってください。 このように息を吸ったり吐いたりを10回ほど繰り返してみましょう。 息を吸う時には交感神経、息を吐く時には副交感神経の働きが関係しているので、呼吸を意識することで心身の疲れを改善する効果が期待できます。 栄養バランスに気を付けることも大切! 自律神経失調症を改善して妊娠力を高めるためには、食事での栄養バランスにも気を付けることも大切です。 ビタミンやミネラルを積極的に摂取すれば、ストレスに抵抗するために効果的なホルモンの分泌を促進することができます。 血液の元となる鉄分を十分に摂取すると、血液とともに酸素や他の栄養を全身に供給しやすくなります。 この他には、体を温める効果のある冬野菜、温かい食べ物などを意識的に摂取するのが良いでしょう。 まとめ 自律神経失調症と妊娠力は、一見関係のないものと思われがちです。 しかし、自律神経失調症の可能性が疑われてから、不妊症であることが分かることも多いものです。 ですので、将来的な妊娠を望んでいるのなら、自律神経の不調を決して見過ごさないようにする必要があります。 自律神経失調症が分かったら、早い段階で呼吸法や食事などの改善法を実践してみましょう。 また、自律神経失調症を改善や不妊治療に力を入れている整体や鍼灸院などもありますので、一度相談してみるのもいいでしょう。 不妊症治療に力を入れている治療院は>>こちら 自律神経失調症の治療に力を入れている治療院は>>こちら
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