日に日に成長している子供を見て喜ぶ反面、x脚が気になると言う親御さんも中にはいるのではないでしょうか。 時には、「脚に異常でもあるのではないか。」と不安になるくらいに、x脚のお子さんをお持ちの方もいるかもしれません。 子供のx脚には、どういう原因があるのでしょうか。また、治療した方が良いのでしょうか。 2~3歳頃はo脚になりやすい! 2~3歳頃の子供の場合には、x脚が気になることは極めて少ないでしょう。 むしろ、o脚の子供の方が多いのではないでしょうか。 両足の内くるぶしや踵の内側同士をくっつけて真っ直ぐ立った時に、両膝の間が7cm以上開いていれば、o脚を判断することができます。 ただ、成長段階のo脚であれば、成長とともに少しずつ治っていき、2歳頃には真っ直ぐになります。 3~7歳頃はx脚になりやすい! 子供が2歳頃になってo脚が治ったかと思ったら、今度は3~7歳頃にx脚が気になることがあります。 x脚は、両膝をくっつけて真っ直ぐ立った時に、両足の内くるぶしの間が大人の指4本分くらい開いた状態のことを言います。 子供のx脚は3歳半頃にピークを迎え、その後は少しずつ治っていき、7歳頃までにはx脚はだいぶ軽くなります。 3~7歳頃までのx脚は成長過程の1つですので、基本的には問題ありません。 片足のみの変化、低成長の場合には病気の可能性が! 2~3歳頃の子供のo脚、3~7歳頃の子供のx脚は、脚が左右対称になっていれば、成長過程として考えて良いでしょう。 しかし、両脚が左右対称ではなかったり、低成長で年齢の割に身長が低い場合には、注意が必要です。 関節や骨、神経などに、何らかの異常が見られることもあるようです。 また、内分泌や代謝、骨などの病気、麻痺性疾患、そして腫瘍や炎症などの病気にかかっている可能性も考えられます。 気になる方は一度病院で診てもらうといいでしょう。 成長過程で問題があると、いつまでもo脚やx脚になってしまう! 成長過程でo脚やx脚は当たり前のことですので、それほど心配することはありません。 しかし、成長過程で何らかの問題があると、いつまでもo脚やx脚になってしまうこともあります。 よくありがちなのが、「成長が早い=良いこと」と考えて、早く一人歩きさせようと子供に無理をさせてしまうことです。 まだ成長段階で弱い骨に必要以上に大きな負担をかけると、脚の骨の内側、特に膝の骨の内側に体重がのしかかります。 そして、発育に支障が出てしまうことがありますので、子供の成長過程は時には気長に見守ることも大切です。 まとめ 幼児期の子供は大きな成長段階にあり、どうしても2~3歳頃にo脚、3~7歳頃にx脚になりやすいものです。 もちろん、成長過程でのo脚、x脚に関しては心配無用なのですが、中には病気によるo脚、x脚もあります。 病気によるものかどうかを判断するには、両脚が左右対称かどうか、極端な低身長に該当しないかどうかを確認してみると良いでしょう。 また、成長過程で早い成長を期待するばかりに、子供に無理をさせてしまうことも、大人になってもo脚、x脚が治らない原因になりますので注意が必要です。
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