自律神経失調症の症状が酷い時ほど、なかなか筋トレを実践する気持ちにはなれないでしょう。 筋トレを行ことで、余計に体調を崩してしまいそうな感じもしてしまうかもしれません。 しかし、適度な筋トレであれば、実践した方が自律神経失調症の改善に良い効果が期待できるようです。 今回は、自律神経失調症に効果が期待できる筋トレをご紹介していきます。 自律神経失調症になると、セロトニンが減少する! 自律神経失調症になると、頭痛やコリなどの身体症状、憂鬱感やイライラなどの精神症状ばかりが気になるでしょう。 実は、体内でも変化があって、ホルモン分泌に異常が起こっているのです。 具体的には、セロトニンの分泌が減少して、ノルアドレナリンやドーパミンなどの働きを調整できなくなってしまうのです。 ちなみに、ノルアドレナリンは活動時に分泌が増えるホルモンで、過剰になるとイライラ感が強くなり、減少するとやる気が一気に減少します。 ドーパミンもやる気に関係するホルモンで、増えすぎるとちょっとしたことでは満足感が得にくくなってしまいます。 有酸素運動でセロトニンを増やすことで、精神が安定する! 自律神経失調症の精神症状を改善するためには、ノルアドレナリンやドーパミンの働きを調整するセロトニンの分泌を増やすのが効果的です。 ノルアドレナリンやドーパミンの働きが正常化すれば、イライラ感も抑えられ、やる気も充実感も高まります。 セロトニンを増やす方法としては、有酸素運動が挙げられます。 有酸素運動は適度なペースで実践できて、脳に良い刺激を与えることが可能です。 もちろん、嫌々ながら筋トレを行うのもかえって精神的なバランスを崩す原因になりますので、楽しく筋トレできる方法を見付けましょう。 アイソメトリックトレーニングがお勧め! 「アイソメトリックトレーニング」と言う静的運動を聞いたことがありますか。 適度な筋トレの方法として知られており、自律神経失調症の改善にも良い効果が期待できます。 アイソメトリックトレーニングには、様々な方法があります。 腹筋であれば、足を固定して上半身を中くらいまで上げた状態のまま7秒程キープし、腕立て伏せであれば、腕を曲げた状態で7秒程キープするのです。 いずれにしても、鍛えたい筋肉にもっとも負荷のかかりやすい中途半端な状態でキープするのがポイントです。 天候に関係なく自宅で実践できる点でも、お勧めの筋トレです。 取り敢えず思い浮かんだ筋トレをしてみるのもお勧め! 「自律神経失調症を改善するための筋トレ!」と考えると、何となく義務感が出てきて窮屈に感じるかも知れません。 ですので、少しでも気楽に筋トレを実践するために、取り敢えずはその時に思い浮かんだ筋トレを実践してみるのでも良いでしょう。 筋トレと言えば、腹筋や背筋、腕立て伏せ、踏み台昇降運動、そしてスクワットやダンベルなどがあります。 1つのことを継続するのが苦手な人は、その時に気分に応じて、日替わりで筋トレの種類を変えてみるのもお勧めです。 まとめ 自律神経失調症を改善するためには、セロトニンの分泌を増やして、ノルアドレナリンやドーパミンの働きを調整する必要があります。 そこで、効果的なのが適度な筋トレで、無理なく楽しく実践できる運動を選ぶと良いでしょう。 アイソメトリックトレーニングも良いですし、その時たまたま思い浮かんだ筋トレを実践してみるだけでも、十分良い効果が期待できます。
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