首の痛みと吐き気が同時に起こっていて、不安に感じることはありませんか。 首の痛みと吐き気は全く別の症状ですが、同時に起こるからには関係のある症状なのでしょう。 では、首の痛みで吐き気が起こるのは、一体なぜなのでしょうか。 首の痛みと同時に起こる吐き気は、問題ない症状なのでしょうか。 首は頭の重みを支える場所 首の痛みと吐き気が同時に起こる原因としては、筋肉疲労によるコリが考えられます。 実は、コリは、日本人の9割以上の人が経験済みの症状なのです。 私たちの頭の重さは5kgもあって、首下で頭の重みを支えています。 しかも、日本人は外国人に比べて、小さな体で頭の重みを支えなければならず、首により大きな負担がかかりやすくなるのです。 姿勢が悪いと、首で血行不良が起こる 吐き気が起こるほど酷い首の痛みの原因としては、姿勢の悪さも考えられます。 首はただでさえ頭の重みによる負担がかかるのに、姿勢が悪ければますます大きな負担がかかりやすくなります。 背中が曲がって頭が前に出ていると、首は頭の重みだけではなく、バランスの悪さまでカバーしなければなりません。 ですので、首に必要以上の負担がかかることで、首周辺の筋肉が硬くなって血行不良が起こります。 血液は体内の老廃物や栄養を循環させるもので、血行が滞れば、首は栄養不足で老廃物が溜まりやすくなります。 首の痛みが起こす脳の不調が、吐き気を引き起こす 首の痛みと吐き気が同時に起こるのには、脳の働きが関係しています。 首は心臓からの頭に向かう血液の通る場所ですので、首コリで首の血行不良が起これば、脳でも血行不良が起こります。 ちなみに、吐き気は、脳の嘔吐中枢への刺激によって起こるものです。 首の痛みを感じる時は、吐き気の他にも頭痛やめまい、精神的な不調などの脳に関係する症状が起こることがあります。 首の痛みには脳の病気が隠れていることも! 首の痛みも吐き気も本当にコリだけの症状であれば良いのですが、病気が隠れていることもあります。 コリだと思っていたのが、くも膜下出血や髄膜炎であることもあります。 くも膜下出血は首筋を中心にコリを感じやすく、髄膜炎は首に板が入っているかのように感じるのが特徴です。 脳の病気は、命の危険性があるだけに、痺れや激痛など明らかに激しい症状の場合には早期に対応しましょう。 まとめ 首の痛みや吐き気が同時に起こるコリは、日常的な頭の重み、姿勢による負担から起こります。 首の痛みの中には、脳梗塞やくも膜下出血、そして髄膜炎などの脳の病気が関係していることもあります。 「たかがコリ。」と考える人もいるでしょうが、あまりにも酷い症状の場合には、脳の病気の可能性を考え、早めに病院を受診することをおすすめします。
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