花粉症でよくありがちな症状が鼻水やくしゃみですが、頭痛に悩まされる人も多いでしょう。 ここで、花粉症による鼻水、くしゃみ、頭痛などの症状は全て、別物として考える人もいるかも知れません。 しかし、頭痛の原因となっているのが鼻水のケースもあり、その場合、鼻の通りを良くするだけで頭痛を改善することができることもあるのです。 では、花粉症による頭痛を改善するためには、一体どうしたら良いのでしょうか。 花粉症による頭痛は、脳の酸素不足や副鼻腔の炎症で起こる 花粉症で頭痛が起こる原因の一つとして考えられるのが、脳の酸素不足です。 花粉が付着して鼻の粘膜が腫れると、鼻の中の空気の通路が狭くなって、体内に酸素を取り入れにくくなります。 すると、当然脳に供給される酸素の量も減ってしまいます。 また、花粉症による頭痛は、眉頭や目頭、頬の上などの骨の空洞である副鼻腔に花粉が侵入して、炎症が起こることでも発症することがあります。 特に鼻水をすすると、花粉を副鼻腔に吸い込みやすくなります。 鼻を温めると頭痛が改善する! 花粉症による頭痛を改善する方法の一つに、鼻を温める方法があります。 鼻を温める方法としては、温かいお茶やお湯などを鼻の下に置いて、3分間ゆっくりと鼻呼吸をするだけです。 あるいは、40℃前後のお湯に浸して絞ったタオルで、5分間鼻を覆うのも効果的です。 鼻を温めた後は、鼻水を出して鼻通りを良くしておきましょう。 寝る時に枕を高くして、鼻水の酷い鼻を上にして横向きに寝る 花粉症による頭痛を改善するためには、寝る時の姿勢を意識してみるのも良いでしょう。 まずは、バスタオルを4分の1に折って、さらに半分くらいのサイズになるよう丸めます。 そして、腰から頭に行くにつれてだんだん高くなるように、できたバスタオルを敷きます。 あとは、寝る時に、鼻水が酷い鼻を上にして横向きに寝るだけです。 ちなみに、頭を高くするのに腰までバスタオルを敷くのには、喉の圧迫を防いで腰から傾斜を付ける意味があります。 軽い酸欠状態にして鼻腔を広げる 呼吸法によって一時的に軽い酸欠状態を起こして、鼻腔を広げるのも花粉症による頭痛を改善するのに効果的です。 やり方としては、まずは思いっきり息を吸って、全ての酸素を排出するイメージでゆっくりと息を吐き切ります。 次に、鼻をつまんで、ゆっくりと頭を上げて天井を見て、頭を下げて地面を見下ろします。 頭の上下運動は、息を吸いたくなる限界まで継続して行いましょう。 この呼吸法はあくまでも一時的な対処に過ぎないのですが、頭痛が楽になることがあります。 まとめ 花粉症による頭痛には、脳の酸素不足や副鼻腔の炎症などが関係しています。 ですので、花粉症による頭痛を改善するためには、鼻の通りを良くして、空気を取り入れやすくする必要があります。 鼻を温めたり、頭の位置を高くして鼻水の酷い鼻を上にして寝たり、呼吸法で軽い酸欠状態を起こしたりすると、頭痛が改善することがあります。
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