自律神経失調症による頭痛や不眠、その他の症状で悩まされている人ほど、簡単な対処法を探しているのではないでしょうか。 病院で専門家に診てもらうことをおすすめしますが、時間がない方などは、今回ご紹介する、簡単なトレーニングで、自分で自律神経をコントロールする方法を試してみるといいでしょう。 基本姿勢で自己暗示をかける 自律神経失調症の対処法の一つに、基本姿勢で自己暗示をかけて、自律神経を自分でコントロールする方法があります。 まずは、膝は拳1個分開いた状態で椅子に深めに腰掛け、体は脱力状態にします。 そして、両手の平は軽く膝の上に添えて、顔は若干前の方に向けます。 この状態で「自分の気持ちはとても落ち着いているのだ。」と強く思って自己暗示をかければ、心身がリラックスできることがあります。 重・温感のトレーニングも自律神経失調症に効果的! 基本姿勢の自己暗示ができるようになったら、レベルアップして重・温感のトレーニングを行うのも、自律神経失調症の効果的な対処法です。 まずは、重感のトレーニングとして、右手を意識して「右手が重く感じる。」と心の中で強く思い続けます。 右手を一定時間自己暗示をかけたら、今度は左手も同じように自己暗示をかけるのを何度も繰り返してください。 次に、温感のトレーニングを行いますが、基本的なやり方は重感のトレーニングと同じです。 最初に、右手を意識して「右手が温かく感じる。」と心の中で強く思い続けます。 右手が終わったら、「左手が温かく感じる。」と心の中で強く思い続け、全身が温かくなるまで左右交互に何度か自己暗示を繰り返します。 自己暗示の後はリセットを忘れずに! 基本姿勢の自己暗示、重・温感のトレーニングが終わってから体をリセットするのも、大切な自律神経失調症の対処法です。 まずは、両手をゆっくりグー、パーするのを、ゆっくり3回行ってみてください。 それから、両腕にゆっくり力を入れ、両手が肩を触るように深く曲げながら、両手の拳をゆっくり握ります。 次に、両手の力を抜くと同時に、両腕を少しずつ前に伸ばしていきます。 最後に、足の爪先まで少しずつ力を入れて伸ばしつつ、両手をゆっくり上に伸ばして終了です。 自己暗示では意識的に副交感神経を働かせる効果が! 基本姿勢、重・温感のトレーニング、リセットと段階を踏んで自己暗示をかけると、自律神経を自分でコントロールすることができるといいます。 この対処法で意識的に副交感神経を働かせることができれば、自律神経失調症の改善に繋がります。 実際に医療機関でも「自律訓練法」として、治療に採用されることがあります。 また、スポーツ選手や俳優のメンタルトレーニングとしても、使われていることがあります。 まとめ 自律神経失調症になった時には今回ご紹介したトレーニングは椅子に座った状態でできますので、ぜひオフィスや通勤電車の中でも実践してみると良いでしょう。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします