入浴は冷え性に良い効果が期待できるとして知られていますが、気分転換に温泉に出掛けるのもお勧めです。 ところで、温泉と聞いて、「遠くまで足を運ばなければいけない。」と思っていませんか。 もちろん、気分良く浸かることができれば、定期的に通える近場の温泉でも構いません。 ただ、今回は、「冷え性に良い」と言われている温泉をご紹介しましょう。 塩化物泉には冷え性を改善する効果が! 温泉の種類の一つに、「塩化物泉」と言って塩分を豊富に含んだ温泉があります。 塩化物泉は冷え性に効果的だとされているのですが、熱が体に伝わりやすく体が温まりやすいからです。 さらに、塩化物泉の入浴後は、肌に残った塩分が結晶になって体を包み込み、温かさが持続します。 また、同じ温度でも塩分濃度の高い温泉の方が、体を温める効果が優れています。 ですので、高い冷え性の改善効果を求めるなら、比較的塩分濃度の高い温泉を選ぶと良いでしょう。 もっとも塩分濃度が高いのは、兵庫県の有馬温泉! 全国の温泉の中でもっとも塩分濃度が高く、冷え性に対する効果が期待できるのは、兵庫県の有馬温泉です。 ただ、有馬温泉の泉質は場所によって異なりますので、塩分と鉄分を豊富に含む塩化物泉を選びましょう。 塩化物泉の他には、炭酸を豊富に含む炭酸水素塩泉、ラジウムを豊富に含む放射能泉があります。 六甲山地の北の急斜面にあり、散策すると良い運動になる点でも、冷え性に効果的です。 冷え性以外に傷や美肌にも効果が期待できる、青森県の黄金崎不老ふ死温泉! 全国で二番目に塩分濃度が高く、冷え性に効果的だと言われている温泉は、青森県の黄金崎不老ふ死温泉です。 この温泉は、「傷の湯」とか「美肌の湯」などと言われています。 まず、傷に対する効果としては、強い殺菌効果が期待できます。 そして、美肌効果としては、炭酸水素イオンやメタケイ酸などの成分が肌をスベスベにしてくれます。 海辺の露天風呂で、日本海の景色を楽しみながら入浴できる点でも人気があります。 様々な効能がある、静岡県の浜名湖かんざんじ温泉! 全国で三番目に塩分濃度が高い温泉は、静岡県の浜名湖かんざんじ温泉です。 この温泉の効能として、冷え性以外に、関節痛や神経痛、筋肉痛などの痛み、火傷や切り傷などの傷、疲労回復なども挙げられています。 宿泊だけではなく、日帰りで温泉が楽しめる施設もあり、気軽に利用しやすい温泉です。 まとめ どういう温泉でも、冷え性に対する効果は同じようなものだと思っていた人は多いでしょう。 しかし、実際には塩分濃度の高い塩化物泉ほど、体が温まりやすく、温かさが冷めにくいと言われています。 塩分濃度の高い温泉1位は兵庫県の有馬温泉、2位は青森県の黄金崎不老ふ死温泉、3位は静岡県の浜名湖かんざんじ温泉です。 通いやすい温泉に行くのも有りですが、たまには気分転換のつもりで、大きな効果が期待できそうな温泉に出掛けてみるのもお勧めです。
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