東京や関東地方でも大雪が降りましたね。寒い日が続くと、どうしても肩をすくめてしまい、ねこ背の姿勢になりがち。 その結果 肩こりや首コリを感じる方が増えています。 また気温の変化に伴い、手足や身体の冷えを感じる方もいます。 健康産業のアンケート調査によると、20代〜50代の3人に一人は冷え性を感じているというデーターがあります。 特に冬場は外気の気温低下によって血行不良が起こり、夜寝る時にも靴下が必要なくらい寒がる方もいます。 冷えを感じる部分は3つ 冷えを感じる部分は主に3つあります。 末端に冷えを感じる 一つ目は末端冷え性です。 これは手足の指先が血行不良になり、指がこわばったり、ジンジンと痺れるような感覚を覚えたりします。 ひどくなると感覚が麻痺して、皮膚が白くなるような場合は重症です。 芯から冷えを感じる また身体の内側が芯から冷えるように感じる方もいます。これは内臓型冷え性と呼ばれ、臓器の活動が悪いので血液が滞ります。そうすると目の下にクマが出てきて、お腹の周りが冷たくなってきます。冷たい飲み物や甘い物ばかり食べていると、内臓を冷やす事になりますので注意が必要です。 表層に冷えを感じる そして皮膚や筋肉が冷たい表層冷え性があります。これは寒い場所や冷たい風にあたると、皮膚や関節が冷やされて、悪寒や鳥肌が立ったりします。薄着や身体が濡れていると(雨に当たる。汗をかいて時間が経つ。)このような冷えを感じます。 冷えがカラダに及ぼす悪影響 こうした冷えがカラダにどんな悪影響を及ぼすかといいますと、体温が低下する事によって、免疫力が低下してしまいます。 つまり風邪や病気にかかりやすくなります。 最近は体温が34度台しかない低体温の方もいます。低体温の方は貧血や立ちくらみなど、虚弱体質になりがちです。 また血行不良によりンパも滞り、水分の排泄もできないのでむくみの原因や肩こりの原因にもつながります。 さらにはストレスにも負けやすくなり自律神経の乱れを起します。その結果、不眠症や生理不順。耳鳴りなども冷え性と関係があるのです。 人間は体温が一度下がると基礎代謝が約12%低下します。その結果筋肉の活動が落ちて、エネルギーの産出も悪くなりますので細胞が元気になれないのです。 冷え性を改善する方法 ではどうしたら冷え性を改善できるでしょうか? 身体を温めるものを食べたり、飲んだりする事も有効です。お風呂やレッグウォーマーなど外側から身体を温める事も良いです。 今日はまったく新しい情報を教えます。 左の鎖骨を手でさすってみてください。ここを2〜3分さすっていると、手足や身体全体が温かくなってきます。実は左の鎖骨下には心臓から出る大動脈や鎖骨下動脈が流れています。 ここを刺激する事で、血行が促進されます。 一日何回か行なうと、冷え性緩和に効果がありますので、おすすめの健康法です。 たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。
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筆者プロフィール
清水真
一般社団法人姿勢道普及協会理事長
一手技塾札幌代表
日本メンターコーチング協会コーチ
日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター
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