顎関節症は20~30代の女性に多い! 顎に痛みがある、口を開けるとカクカクという音がする、口が開けづらい。こうした症状が1つでもある方は、顎関節症の疑いがあります。 顎関節症の原因の大半は寝ている間の歯ぎしりや食いしばりだと言われています。 歯ぎしりは横にスライドするため、「キリキリ」といった音がします。一方、食いしばりは上下に噛みしめるだけなので音が出ないことが多く、家族も気づかないことがほとんどです。本人はなおさら気づきません。 寝ている間の歯ぎしりや食いしばりはストレスが原因とされています。ストレスから起こる就寝中の歯ぎしりや食いしばりによって引き起こされる顎関節症。 最も多いのは20~30代の女性と言われています。女性の顎の関節は男性に比べて弱いことなどが原因とされています。 こうした症状がある方は顎関節症予備軍?? 寝ている間にたいていの人は15分間くらいは歯ぎしりや食いしばりをしているとも言われています。歯ぎしりをしていると、家族から音がしたと言われることもあるでしょうが、食いしばりによってついては音が出ないことが多く、家族も本人も気づかないことがほとんどです。 歯がしみる、歯が痛いといった歯に関する症状が見られたら、顎関節症が始まっている可能性があります。他にも慢性的な頭痛や肩こり、腰痛といった症状が顎関節の不具合から引き起こされることもあります。顎の問題だけに収まりません。ある箇所がずれたり、筋肉の緊張が生じたりすると、そこをカバーしようとして全身に影響が及ぶことがあるのです。 親知らずも顎関節症の原因の1つです! 顎関節症の主たる原因は歯ぎしりや食いしばりですが、あくびや寝違え、頬杖などの日常の何気ない動作も原因となります。 そうした原因の相乗効果として顎関節症が起こりますが、顎関節症の原因の1つに親知らずがあります。 親知らずは8番目の歯とも呼ばれています。だいたいは20~40歳頃に生えてきます。ほとんどの人の親知らずは斜めや横向きに生えてきます。 そのため、親知らずが生えかけている時には痛みを感じる人も少なくありません。 そうした痛みがストレスとなって就寝中の歯ぎしりや食いしばりがひどくなる場合もあります。 親知らずは抜いた方がいいの? 親知らずが斜めや横向きに生えてきた時には抜歯が選択されます。 他の歯への影響が大きいからです。ただし、真っ直ぐに生えてきた場合や生えずに顎の骨の中に埋まっている場合については歯科医院によって抜歯基準が分かれているようです。 おおよその抜歯基準は、親知らずが生えるスペース、上下の噛み合わせ、毎日の歯磨きの3点から決められるようです。親知らずが生えるスペースが無い、親知らずを放置すると噛み合わせが歪む、毎日の歯磨きで清潔な状態を保つのが難しいと判断されると、親知らずの抜歯が決められることが多いと言えます。 親知らずを抜いて顎の痛みが解消されたという人は少なくないようです。 しかし、親知らずを抜いても顎に不具合を感じる、口が開けづらいという方は、下顎を正しい位置に導く徒手的関節円盤整位術というものを歯医者で受けることもできます。 まとめ いかがでしたでしょうか。 「最近口が開けづらいな。」という方は親不知が原因ではありませんか? もし心当たりがあれば歯医者に相談してみるといいかもしれません。 もし親不知が原因ではない場合、整体などの治療院で顎関節症を得意としているところもありますので相談してみるといいでしょう。
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