首の痛みだけではなく、めまいも一緒に起こることはありませんか。 首の痛みだけであれば、コリだと考える人が多いでしょう。 しかし、めまいも同時に起こると、頚椎性めまいの可能性が考えられます。 では、頚椎性めまいについて見ていきましょう。 頚椎性めまいは、首の平衡感覚に関する神経受容器の障害 首の痛みが起こるめまいの中でも、頚椎性めまいは首に何らかの障害があって起こるものです。 首の神経受容器には、平衡感覚に関連するものが多くあります。 そのため、首の平衡感覚に関する神経受容器で障害が起これば、めまいが起こってしまうのです。 頚椎性めまいの症状は、首の痛みやめまい、頭痛、吐き気! 頚椎性めまいの代表的な症状と言えば、まずは名前の通りめまいがあります。 そして、首の平衡感覚に障害が起こるからには、首の痛みを感じることもあります。 しかも、首の痛みが強くなるにつれて、めまいの症状まで酷くなることも多いようです。 ただ、頚椎性めまいの症状は、長時間、長期間続くことはなく、数十分くらいで治まることがほとんどです。 また、首の痛みやめまいの症状以外には、頭痛や吐き気が起こることもあります。 頚椎性めまいの原因は、怪我や日常生活に! 頚椎性めまいによる首の痛みの原因は、主に首の障害です。 首の障害は、交通事故によるむち打ち、首の怪我などで起こることがあります。 悪い姿勢や癖、筋肉疲労などで首に負担がかかって、頚椎性めまいになることもあります。 この他、姿勢や重労働などで背骨が変形して、首に負担がかかることも考えられます。 頚椎性めまいは異常出産に原因があることも! 首の痛みが起こる頚椎性めまいの原因は、怪我や日常生活などの後天的なものだと思われがちです。 しかし、出産時の出来事に、原因が潜んでいることもあります。 出産時にへその緒が首に巻き付く臍帯巻絡、専用器具で赤ちゃんの頭を挟んで引き出す鉗子分娩などで、頚椎性めまいになることがあります。 あるいは、逆子や帝王切開といった出産でも、首の障害が残ることがあります。 「首の痛みは、最近ではなく幼い頃から。」と言う場合には、異常出産に頚椎性めまいの原因があるかも知れません。 まとめ 首の痛みとめまいが同時に起こる頚椎性めまいは、首の平衡感覚に関する神経受容器の障害です。 頚椎性めまいの症状は、基本的には短時間で治まりますが、首の痛みに比例してめまいが強くなることが多いです。 原因としては、交通事故や怪我による首の障害、日常的な姿勢や癖、動作などによる首への負担が考えられます。 幼い頃から頚椎性めまいがある場合には、臍帯巻絡や鉗子分娩、逆子、帝王切開などの出産による首の障害も考えられます。
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