座っている時の姿勢次第で股関節に痛みが生じることも! 座るという動作は毎日の生活に欠かせないものです。デスクワークの人はもちろんですが、立ち仕事が多いという人でも帰宅してホッと一息、テレビを見たり、パソコンを使ったり、食事をするときに座るという動作をするでしょう。 座った時の姿勢によっては股関節への負担が大きくなり、股関節に違和感を感じたり、痛みを覚えたりすることがあります。さらに痛みを放置していると、痛みや腫れだけではなく、関節の変形をおこす「変形性股関節症」になってしまう可能性もありますので注意が必要です。 では、どうしたら股関節に負担のかからない座り方ができるのでしょうか。 横座りと女の子座りはNG! 「横座り」又は、「女の子座り」と呼ばれている正座をした状態から両足を横に崩した 座り方は股関節にとても大きな負担となります。変形性股関節症には男性よりも女性の方がなりやすいと言われていますが、こうした座り方が関係しているのでしょう。 確かに、床で男性はあぐらをかいたりできますが、女性で特にスカートを履いているときは座り方が限られてしまいます。「横座り」をしてしまう方も多いでしょう。しかしこの座り方は股関節を過度に曲げてしまう姿勢なので股関節には良くないのです。 では、どんな座り方がよいのでしょう。 足の痺れが辛い方がいるかもしれませんが、股関節への負担を考えると正座がいいでしょう。 ただし、正座は膝への負担が大きいので、床に長時間座る時には足を伸ばし、背中を壁などにつけ、骨盤付近に座布団やクッションを敷くことをおすすめします。 またどうしても横座りなどしなくてはいけない場合は、左右両方順番に横座りし、片側だけに負担をかけることをしないようにしましょう。 椅子に座る時、お尻に体重をかけていませんか? 椅子に座る時、体重はどの部位にかけているでしょうか?お尻に体重をかけているという方は注意が必要です。お尻に体重をかけて座ると、重心が後ろ寄りになります。体が後ろに倒れそうになるのを股関節周りの筋肉が支えることになります。股関節は緊張状態になって、疲労しやすくなります。 ふかふかのソファのように腰が沈む椅子では、長時間座っている時の股関節への負担がことに大きくなります。腰が沈み込むと、体育座りをしているように股関節よりも膝への方が高くなっています。股関節よりも膝の位置が高い状態では、骨盤から上体を立てておくように意識しておくことが大変です。ももや股関節周りの筋肉を過剰に使うことになり、股関節に疲れや痛みが生じやすくなるのを防ぐためです。 椅子に座る時には足にも体重をかけるようにしましょう 股関節への負担を減らすにはどのような座り方が好ましいのでしょうか?注意したいのは股関節と膝の高さです。股関節よりも膝が若干低くなる座り方を心がけましょう! そのためには体重をお尻にかけるのではなく、足にも体重をかけるつもりで座ると良いでしょう。足にも体重をかけるように座ると、重心は少し前寄りになります。そうすると、骨盤を楽に立てて座ることができ、股関節周りの筋肉への負担が減ります。 まとめ 座り方で股関節への負担は大きく変わります。 股関節への負担を減らす座り方を意識して日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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