動かせないほどの首の痛みに悩まされたことはありませんか。 慢性的な軽い痛みであれば、取り敢えずは首を動かすことができますし、そのまま放置してしまう人も多いでしょう。 しかし、動かせないほどの痛みとなると、なかなかそういう訳にも行かないでしょう。 では、動かせないほどの首の痛みで、考えられる首の障害について見ていきましょう。 捻挫で首が動かせなくなることも! まず、動かせないほどの首の痛みで考えられる首の障害に、捻挫が挙げられます。 捻挫と言えば、スポーツの衝撃による怪我だけではなく、車の追突などの交通事故によるむち打ちも該当します。 特にむち打ちの場合には、事故当日に何事もなくても、翌日以降に首の痛みを感じることも多いです。 しかも、痛みが治ってからも、頭痛や吐き気、動悸などの症状だけが残ることもあります。 頸椎椎間板ヘルニアも首の痛みの原因かも! 頸椎椎間板ヘルニアでも、動かせないほどの首の痛みが起こることがあります。 「自分は若いから。」と思っていても、頸椎椎間板ヘルニアは30代までの若い人でも発症することがあります。 具体的には、首の骨同士を接合する椎間板の亀裂で、椎間板の中身が押し出されて神経を圧迫するのが、頸椎椎間板ヘルニアです。 酷い場合には、首の痛みが激しいこともあり、手が痺れることもあります。 加齢による変形性頸椎症も、首の痛みを引き起こす障害! 動かせないほどの首の痛みの原因となる障害して、変形性頸椎症も考えられます。 変形性頸椎症は加齢によって起こることが多く、骨が衰えて首の椎間板、さらには椎間板の周辺の椎骨が変形するものです。 椎骨が変形してトゲのようになると、脊髄神経を圧迫して首の痛み、痺れなどの症状が現れます。 ちなみに、脊髄神経は、頸椎周辺から首や肩、そして腕までを繋ぐ神経です。 必要に応じて、冷やしたり温めたりなどのケアを! 動かせないほどの首の痛みの中でも、特に捻挫や寝違えなど急性の炎症による痛みの場合には、患部を冷やしましょう。 この時、患部は無理に動かさないようにして、痛みが落ち着くまでは安静にしてください。 それから、炎症が落ち着いてきた場合、コリなどの慢性的な痛みを感じる場合には、患部を温めて筋肉の緊張を緩めましょう。 もっとも簡単な方法は全身浴ですが、入浴以外ではドライヤーやホットパックなどを活用すると良いでしょう。 まとめ 動かせないほどの首の痛みには、捻挫や頸椎椎間板ヘルニア、変形性頸椎症などが原因かも知れません。 怪我や事故では捻挫が考えられますが、40代以降の人だと変形性頸椎症の可能性を疑った方が良いでしょう。 頸椎椎間板ヘルニアは若い人でも発症することがあり、特に思い当たる理由が見つからない場合には頸椎椎間板ヘルニアの可能性もあります。 動かせないほどの首の痛みで辛い時は、炎症が起こっていれば、患部を冷やして無理に動かさないようにしましょう。 炎症が落ち着いてきたり、慢性的な痛みがあれば、必要に応じて温めるケアを行いましょう。 そして何より、病院に行ってしっかりと検査を受けることが大切です。
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