「温活」と言う言葉が存在するように、女性の体は冷えに弱く、冷えが深刻化するほど生理痛も悪化しやすいと言われています。 ただ、どんなに体を温かくしているつもりでも、肌に触れてみると冷たく感じることはありませんか。 では、今回はこんな冷え性に悩まされている方向けに、効率的な温活の方法をご紹介しましょう。 女性は男性よりも低体温で筋肉が少ない! 生理痛を悪化させる危険性のある冷えには、そもそも女性に多い体質が関係しています。 まずは、女性には男性に比べて、熱を発生する筋肉の量が少ないのです。 筋肉は単純に熱を発生するだけではなく、手足などの体の末端の血液を心臓に押し戻すポンプのような役割も果たします。 ですので、筋肉が少なければ当然熱が発生しにくく、血行も滞りやすくなります。 また、女性は男性に比べて平熱が0.4度前後低いことも言われており、体温も女性の冷えと大きく関係していると思われます。 痛みを感じやすいお腹やお尻周辺を温める 生理痛も冷えも改善するためには、特に痛みを感じやすいお腹やお尻周辺を温かくすると良いでしょう。 お腹周辺に関しては、具体的にはおへそよりも9cmくらい下に位置している「恥骨」を温めるのが効果的です。 ちなみに、恥骨には「丹田」と言う、ホルモンバランスを整える効果が期待できるツボがあります。 それから、お尻周辺に関しては、お尻中央の飛び出た骨を温めるのが効果的です。 お腹やお尻周辺を温める場合には、肌着の上から貼るタイプのカイロを使用すると便利です。 精神症状が出やすい人は首を温めよう! 生理痛や冷えと同時に、イライラや憂鬱感、焦り、不安などの精神症状に悩まされることはありませんか。 こんな時には、自律神経の集中している首を温めるのが効果的です。 実は、自律神経は体温調整や女性ホルモンの働きにも関係しており、女性にとってとても大切な部分なのです。 首はマフラーやスカーフ、襟付きのシャツで冷えを予防することができるのですが、タオルに巻いたカイロで温めるのも効果的です。 むくみやすい人はふくらはぎの温活を! 生理痛や冷え対策として温める部分と言えば、真っ先に思い付くのがお腹やお尻周辺、首などです。 ふくらはぎに関しては、見落としている人が多いのではないでしょうか。 しかし、ふくらはぎは体の末端の血液を心臓に押し戻す役割を果たしていて、「第二の心臓」とも言われる部分なのです。 冷えで血液の流れを停滞させないよう、靴下の重ね着、レッグウォーマーなどで対応しましょう。 足を動かす適度な運動や足湯などで温活するのも良いでしょう。 まとめ 生理痛と冷えは大いに関係のあるもので、そもそも女性に冷え性の人が多いのには、男性より低い体温や少ない筋力などが原因として考えられます。 生理痛も冷えも効率良く対策するためには、カイロを使ってお腹やお尻周辺、首、ふくらはぎなどを温めると良いでしょう。 あるいは、マフラーや重ね着、レッグウォーマーなどのアイテムで、冷え対策をするのも効果的です。 この他、適度な運動で足を動かしたり、足湯で足のみをピンポイントで温めたりするのも、生理痛や冷えに効果的な温活の方法です。
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