自律神経失調症で息苦しいと感じたことはありませんか。 自律神経失調症の主な症状と言えば、倦怠感や不安、不眠などの精神症状、頭痛などが多いものです。 しかし、息苦しさを感じる人も、実はとても多いのです。 では、息苦しさを感じた時には、一体どのような対策をしたら良いのでしょうか。 息苦しさの原因は呼吸の仕方以外に、呼吸筋や胃の状態にも! 自律神経失調症で息苦しいと感じるのには、まずは呼吸の仕方が考えられます。 精神的なバランスが崩れていると、ついつい息を吐くよりも息を吸う方ばかりに意識が行ってしまいがちです。 それから、呼吸筋が過度に緊張していると、肺周辺の胸郭が膨らみにくくなって苦しくなることがあります。 また、息苦しさの原因は胃の状態にもあって、横隔膜下に位置している胃の緊張で胃の上部が上がると、横隔膜まで上がってしまいます。 息を吸う時は横隔膜が下がるため、横隔膜が上がったまま下がりにくくなれば、当然息が吸いにくく息苦しさを感じるはずです。 上がりっぱなしの肩を治そう! 自律神経失調症で息苦しい場合には、姿勢を改善するのが効果的だと言われています。 しかし、姿勢を改善するにしても、それによってどういう効果が得られるのかが分からなければ、実践しにくいでしょう。 ポイントとしては、肩を下げることを日常的に意識してみることです。 猫背や姿勢が崩れている人にありがちなのが、肩が上がりっぱなしなことです。 肩が上がりっぱなしになっているのは、息を吸ったままキープしているようなもので、息苦しくなるのは当然です。 仰向けに寝て腹式呼吸の感覚を掴もう! 自律神経失調症で息苦しい状態を改善するためには、常に腹式呼吸を行うのが効果的です。 ただ、腹式呼吸と言っても、どういう呼吸なのか、感覚で分かっていない人も多いでしょう。 こんな人は、まずは膝を曲げた状態で仰向けに寝て、お腹の上に軽く手を乗せましょう。 そして、手でお腹の状態を確認して、お腹を凹ませながら息を吐いたり、お腹を膨らませながら息を吸ったりを繰り返してみましょう。 腹式呼吸が分からなくなったら、何度もこの方法で腹式呼吸の感覚を確かめて、腹式呼吸の感覚を掴みましょう。 立った状態での腹式呼吸にはコツがある! 仰向けに寝た状態では上手く腹式呼吸ができても、立った状態でやってみると、どうしても腹式呼吸にならないと言う人はいませんか。 このような場合には、姿勢を工夫して腹式呼吸をしやすい状態にしてみると良いでしょう。 まずは、軽く膝を曲げて、下腹部は若干上に、お尻は若干下に向けてください。 そして、肩は脱力状態にして、仰向けに寝た時と同じようにお腹を凹ませながら息を吐いたり、お腹を膨らませながら息を吸ったりしてみましょう。 まとめ 自律神経失調症で息苦しいのには、呼吸の仕方はもちろんのこと、呼吸筋や胃の状態にも原因があります。 息苦しさから解放されるためには、息を吸うことばかりではなく、息を吐くことも意識してみることも大切です。 それから、息を吐きやすい状態にするために、上がりっぱなしの肩を下げるよう意識することも大切です。 この他、腹式呼吸も自律神経失調症の息苦しさに効果的で、仰向けに寝て感覚を掴んだら、軽く膝を曲げて腹式呼吸の感覚を掴んでみると良いでしょう。
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